山歩き

2024年7月15日 (月)

夏山を歩く

全山、深緑。

 登り:西尾根コース
 下り:夏道コース

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ペトトル川の渡渉後、登りに取り掛かる。

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手前の木にアカゲラ。
何せレンズが17ミリ。
思いっ切りトリミングして、やっと姿が。

600メートルあたりはキジバト。
その先、山頂までウグイス。

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825メートルピークから望む山頂に、北から雲が迫ってきた。

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雲がかぶってきた稜線に夏紅葉。

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山頂寒暖計は23℃。
風穏やか。
しかし、暗い。
四周、下界ともガスに沈み、眺望を得られず。

山歩き時間3時間30分。
14930歩。

全給水量は、
 ・200CC

また、サタケのマジックライスとバーナーを持って上がったが、食欲わかず。

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2024年6月26日 (水)

礼文島を歩く

稚内の西の沖に浮かぶのは利尻島。
そのさらに西に浮かぶのが、最北の有人島の礼文島。

その礼文島に立つ頃から雨。
夜になると風も付いてきて、翌日は一日中、屋内に停滞。

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さらに翌日の25日、やっと島内を歩ける空模様に。

田中澄江著『花の百名山』で礼文島の路傍で見たと記されている18の花は、
 シシウド
 チシマフウロ
 マイズルソウ
 ガンコウラン
 コケモモ
 ツタウルシ
 レブンソウ
 エゾタカネナデシコ
 イブキトラノオ
 イワオウギ
 ミヤマキンポウゲ
 エゾスカシユリ
 ミヤマハタザオ
 エゾオトギリ
 ウメバチソウ
 ミヤマオダマキ
 エゾヨツバシオガマ
 ウルップソウ

私が見たのは、17。
 シシウド
 チシマフウロ
 リシリソウ
 エゾカンゾウ
 オオハナウド
 オオカサモチ
 ヤマブキショウマ
 ハマナス
 バイケイソウ
 ノハナショウブ
 ムスカリ
 ルピナス
 バイケイソウ
 ハクサンチドリ
 チシマアザミ
 エゾニュウ
 レブンウスユキソウ
シシウドチシマフウロが共通する。

田中澄江が見ることがなかった花、レブンアツモリソウには私も出会えず。

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島内歩きのGPSログ。
🔴ー🔴間は宗谷バスを利用した。

島内歩き時間、7時間20分。
41866歩。

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2024年6月 8日 (土)

『山嶽地帯行動ノ参考 秘』を読む

〝山嶽〟とは〝山岳〟のこと。

本書は、帝国陸軍教育総監部本部長名で各部隊に配布された原本をスキャンして復刻したもの。
原本配布は、帝国敗戦の20ヶ月前の1944(昭和19)年1月。
信州の松代町(現:長野市の一部)へ大本営及び政府機能を移す計画が持ち上がる頃。

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こんな喫茶店で読み始め。

実際に山岳地帯に部隊を展開してデータを採取、それをもとに本書がまとめ上げられている。
データ採取は、中央アルプス最高峰の木曽駒ケ岳(2956メートル)山域や富士山において。

現在の日本人男性の体重はもう少しあると思うが、本書では兵士の平均体重を60キロとしている。
で、かつぐ重量が43から49キロ。

本書に掲載のデータから、
 水平に1000メートル進んで、上がる高度が100メートル
 傾斜6°弱の時、
 行軍速度は時速2.7キロ
 なお、30分ごとに5分間の休憩

 水平に1000メートル進んで、上がる高度が500メートル
 傾斜27°弱の時、
 行軍速度は時速0.37キロ
 なお、15分ごとに5分間の休憩

本夕、読了。

上記は、体力・気力ともに優秀な者の数字と本書の記載。
また、山地では地図に記せない道の屈曲が多く、図上距離の倍になることを考慮しなければならないことが書かれている。

11時間歩いた後の備考に、
 部隊ハ 体力的二 戦闘ノ 余力ヲ 十分保持シアリ
とある。

私のテントを担いでの、1泊2日の縦走時で、背中のザック重量は16キロから18キロ。
11時間なんて歩かないが、全力を使い切る。
テント設営後は余力なし。

私は兵士になれない(^^;

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2023年10月29日 (日)

ブナの森を歩く

拙ブログの5月14日 の記事は、『ブナの森を楽しむ』。
その記事に きーさんから いただいたコメントに、
 この秋は、ブナの実の大凶作が予想されます。
 森の動物たちは困るでしょうねェ。
とリプライした。

この秋のブナなどの木の実の凶作は、黒松内に限らず全国的。
そのせいで、エサを求めて里におりたクマがヒトに危害を与えているニュースを見聞きする。(注)

ということとは、全然関係なく、春に歩いた黒松内のブナの森を秋も歩きに。

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渓流の王様は、〝岩魚(イワナ)〟
渓流の女王は、〝山女魚(ヤマメ)〟

画像やや右は、King of Forest の〝ミズナラ〟
画像左端は、Queen of Forest の〝ブナ〟

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2005年、九州を南から北へ縦断し日本海へ抜けた台風14号は、せたな町に再上陸して東北東に北海道内を走った。
その時の暴風で倒された直径1メートルを超すブナに新しい生命が。
ヒナウオタケ。

全給水量は、
 ・250CC

下山後に食べたのは、奈川ソバ。
長野県奈川村(現 松本市
)の在来種で、現在は黒松内でしか栽培されていない(らしい)。
もっとも、味を評価できる舌を私は持っていない(^^;

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(注)
統計学的な処理ができるほどのデータが集められているのかどうか知らない。
が、ブナの実の豊・凶とクマによるヒトへの危害の少・多に相関関係はないという説が有力らしい。

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2023年10月15日 (日)

羊蹄山麓にて

芽吹きの春が奇跡の季節なら、枯れの秋は必然の季節。
秋晴れに誘われ、登山靴を持って羊蹄山(1898メートル)まで。

この時季の ここを表現するのに必要な秋色は、赤・黄・茶、そして青。
しかし、つい この間まで、暑くて熱い夏だったせいだろう。
この地の秋色は進んでいない。

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秋の濃い青空に羊蹄山。
左手の赤はサルビアの花。
右手の赤はホウキグサ。

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2023年5月14日 (日)

ブナの森を楽しむ

ブナの森を楽しむ』を読んだ 。
ンで、昨日、今日と、ブナの森を楽しむために、登山靴にザックを背負って黒松内町のブナ林へ。

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黒松内には、松浦武四郎命名による地名、ブナノキタイがある。
その付近にあった中間部から折れたブナの老木。
幹にはクマゲラやアカゲラにつつかれてできた多数の穴。

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ブナの幹に、キセルガイモドキ(カタツムリ)の仲間。
 
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昨日、今日と歩いたGPSログ。

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2023年1月 7日 (土)

冬山を歩く 2

昼近くになって入山。
風穏やかで、冬の日射。
里はプラスの気温。

山ではネックウォーマーを外し、帽子から耳を出した。

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そこここに、キツネの足跡。
そこここに、ウサギの足跡。

気温が高いせいで、雪が重い。
高度を150メートルばかり上げたところで、その先は放棄して滑走。

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ここまで戻ると、だんパラスキー場のゲレンデミュージックが聞こえてくる。
スキーを外し、この岩の上でコーヒーを淹れた。

GPSログの記録が不調。
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2023年1月 3日 (火)

冬山を歩く 1

雲が割れて、空に青が見える。
空に青が見えても、時折 降雪。
北西の季節風が強く、雪が舞い上がり地吹雪となる時間も。

 登り:冬コース
 下り:冬コース

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ここで、滑走面のシールを確認してスキーを履く。

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冷えているのだろう。
また、随分と充電も怠っていた。
胸バッグのカメラが、2回シャッターを切ったところで機能停止(^^;

登り。
シールが効果を発揮。
スキーアイゼンを使うこともジグを切って斜行することも横歩きすることもなく山頂まで。

山頂。
バーナーに火を点け、コーヒーを淹れた。

下り。
積雪量が少なく、ササが埋まっていない。
上のほう一節(ひとふし)ぐらいが出ているササならば、スキーは引っ掛からない。
が、こんなに顔を出しているようでは、ササをかわし、樹木をかわしが必要。
そんな技量を、私が持っているはずがない。
圧雪されていない雪上でのプルークボーゲンの脚への負荷は大きいのだが、上がったら下りねばならない。
プルークボーゲン95パーセント、シュテムターン5パーセントで。

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2022年7月10日 (日)

大雪山系を歩く 3

《3日目:7月9日》
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モルゲンロート。
今日も快適な山歩きになりそうだ。

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黒岳山頂 (1984m)

以降は下山。
5合目(1300m)からは、黒岳ロープウェイで。
下りロープウェイが運んでくれる先は、戻る場所、戻らねばならぬ場所。
生活というか世間というか日常というか何というか。
が、そこに戻れば、スマホは圏内域になり、シャワーで汗を流せ、新聞を読める。

二泊三日の、ごくごく短い孤独と自由のソロ山行。
生活というか世間というか日常というか何というか。
さァ、そこに戻ろう・・・

二泊三日間の、
全給水量は、
 ・5500CC

全食糧は、
 ・小川珈琲店  プレミアムブレンド 6ドリップ
 ・尾西食品   カルボナーラ    1パック
         きのこのパスタ   1パック
         梅じゃこご飯    1パック
         五目ご飯      1パック
         わかめご飯     1パック
 ・アマノフーズ にゅうめん     2個
 ・明治     マーブルチョコ   60グラム

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大雪山系を歩く 2

《2日目:7月8日》
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山が焼け、雲が焼けた。
山の朝だ。
雲海の上は、快晴。

かなたに見えるのは、トムラウシ山(2141m)。
一昨年、山頂を踏んだ山だ。

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稜線に立つ彼も、
大雪山に登って、山岳の大(おおい)さを語れるヒトだ。

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北海岳山頂(2147m)

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キバナシャクナゲ。
キバナというが、シロバナも多い。

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北海沢の渡渉。
画像左下のスノーブリッジがしっかりしていて、靴を濡らさずに渡渉。

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雪渓の融雪を集めて流れる赤石川の渡渉。
石狩川最源流のひとつ。
増水期も終わりに近い。

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黒岳石室野営指定地(1891m)。
今夜の宿だ。

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