日記・コラム・つぶやき

2026年7月11日 (土)

『知りたいこと図鑑』を読む

書名は〝図鑑〟。
が、表紙の『知りたいこと図鑑』の書名の下に書かれている
 〝A Beautiful Book of Enchanting Insights〟
が、この本の雰囲気をよく表している。
〝Beautiful Book〟
美しい本だ。

著者は みっけ。
奥付に書かれた著者のプロフィールには、
 デザインが好き
とだけある。

〝Enchanting Insights〟を〝魅惑的な洞察〟と訳しては、本書に似合わない。
〝I love you.〟 を 〝月がとても綺麗ですね〟 と訳した夏目漱石をまねて、〝オシャレな気付き〟とでも訳したいところ。

1re
こんな飯屋で読み始め。

書かれている〝知りたいこと〟とは、そのへんにある小さなこと。

 チューハイ が 焼酎ハイボール
 電卓 が 電子式卓上計算機
の略語なのは誰でも知っている。
 切手 が 切符手形
 割り勘 が 割り前勘定
の略語なのを知っているヒトは、さて どれほどいるか。
私は知らなかった(^^;

本夕、読了。

牛乳は法律(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令:乳等省令)で、7種類に分類されている。
これも本書で知ったこと。
 牛乳
 特別牛乳
 成分調整牛乳
 低脂肪牛乳
 無脂肪牛乳
 加工乳
 乳飲料

伊達市の太陽の園では、180CCのガラスビン入りの〝牛乳〟を作っていた。
乳等省令の〝牛乳〟。
私はこの〝牛乳〟が売られているのを伊達の産業物産館でしか見たことがない。
で、これを1本と物産館内のブーランジェリーiboxからイチジクのマフィンを1個買って、イートインスペースで昼食なんだかオヤツなんだかを15回ほど。
3年前、
 殺菌装置故障のため牛乳の販売が
 できません 
という貼り紙。
以降、太陽の園ブランドの牛乳を見ない。
ちと、残念。

| コメント (0)

2026年7月 5日 (日)

『アメリカ人の中国観』を読む

世界が〝西〟と〝東〟に色分けされていた冷戦時代。
西の雄は米国、東の雄はソビエト連邦だった。

中国現代史のエポックを並べると、
 1964年 原爆実験成功
 1967年 水爆実験成功
 1970年 人工衛星軌道投入成功
 1971年 国連加盟[中華民国(台湾)脱退]
 1972年 ニクソン大統領訪中
このとき、中国共産党主席は毛沢東(1893ー1976)。
竹のカーテンの向こうの国 中国。
人民服、自転車で象徴されていた頃の中国へ、米国側から接近したことは、〝電撃的〟と表現される出来事だった。
この時点で、
 『世界は米国と中国の二極に収束する』
と言っていた人がいる。

ソビエト連邦の崩壊は その先、1991年。

Re_20260504091701
こんな飯屋で読み始め。

今。
世界は、米中二極。
G2。

科学技術は米中互角。
部分的には、米国の先に中国がある。
研究開発力(人材・資金)は中国が優勢傾向継続中。
潜在的に米国が持っていた「中国脅威論」を、今の米国は顕在化させている。
中国に追いつかれる懸念を、もしかしたら追い越されるかもしれないという懸念を米国は隠さない。

本夕、読了。

本書名は『アメリカ人の中国観』。
まァ、読まなくてもおぼろげに分かる。
むしろ、興味をいだかせるのは、『中国人のアメリカ観』だろう。

世界の警察官の役割を担ってきた米国が そこから手を引き始め、集団防衛機構(NATOや東アジア各国への軍の駐留)からも距離を置き出していること。
米国の軍事意図に無条件に賛意を示す国ばかりではなくなってきていること。
日米中欧露各国が宇宙軍を組織化するほどに、地球規模の監視技術が出来上がっていること。
安価なドローンを大量に使用する飽和攻撃戦術の有効性が確認されたこと。
また、消費人口の多さとインフラ整備余地の多さ、加えて消費・購買資金の多さからくる販売市場としての大きな魅力が中国にあること。
要するに、軍事力の均衡化が近いことと、中国の経済的魅力に米国(のみならず世界中の国々)がソッポを向いていられないこと。
などを、中国人は、もうかなり前から自覚している。

そして、相手にするのは米国のみで、相手になるのも米国のみというのが、『中国人のアメリカ観』じゃないかと。

| コメント (0)

2026年7月 4日 (土)

『世界を変えた「凡ミス」図鑑』を読む

製造業や建設業に身を置く者なら皆知っているのが、
 1:29:300
ハインリッヒの法則

   1件の重大事故・災害のカゲには、
  29件の軽微な事故・災害があり、さらに そのカゲには、
 300件のヒヤリ・ハット
があるというもの。

ヒヤリ・ハットに気付くうちは まだいい。
〝知らぬ間に〟 ってのが、随分ありそう。

 1:3:10
になるのか、
 1:5:1000
になるのかは知らないが、医業の場、教育の場、司法の場、行政の場・運輸の場、生活の場を含めた あらゆる場にハインリッヒの法則(の亜種)があるように思う。

Re_20260627081701
こんな喫茶店で読み始め。

ヒヤリ・ハット
ケアレスミス
ボーンヘッド
思い込み
失念
見落とし
聞き間違え
カン違い
これらを凡ミスと言っていいだろう。

本書は図鑑。
ゆえに、多くの凡ミスが紹介されている。

2005年の みずほ証券。
〝ほぼ延髄反射〟的にキーボードのEnter(Return)キーを押して400億円を超える損失を出している。
この証券会社の担当者のチョンボのおかげで というべきだろう、十数分で20億を稼いだヒトがいたそうだ。

1987年の滋賀県の小学校。
6年生が、卒業制作としてプールの底に描いたミッキーマウスとミニーマウス。
後日、学校にやってきたウォルト・ディズニー・カンパニーの担当者に、その絵の削除を求められる。
で、塗りつぶしたと。
凡ミス以前の〝無知〟。
〝無知〟だったのは、著作権について。

両事件とも、私の記憶に残っている


本夕、読了。

ハインリッヒの法則が示すのは、重大事故・災害を防ぐには多数の凡ミス(ヒヤリ・ハット)をつぶす必要がある、ということ。
これをヒトに、
 学習
 意識教育
で、何とかしようとしても ほとんどダメ、できない。

環境・システムに〝凡ミス〟防止の仕掛けを付けることが必要(なのだと思う)。

| コメント (0)

2026年6月28日 (日)

『サケマス物語』を読む

道立総合研究機構(道総研)は、
 道民の生活向上
 道内の産業振興
を目的に、組織内に、農業・水産など、6つの研究本部が立ち上げられている。
室蘭市舟見町にある栽培水産試験場もその中で活動している組織のひとつ。
この春、栽培水産試験場が室蘭水族館で出張展示会を行ったので、私もタコやホタテの幼生を観察させてもらった。 
道総研に所属する人材は優秀。

去年の秋、北海道に戻ってきたサケは〝記録的不漁〟との修飾語付きの686万匹。
先週、道総研水産研究本部が公開したのは、今年の秋に北海道に戻るサケは〝記録的不漁〟だった去年の さらに半分、365万匹と予測したもの。
回帰したサケの過去最大数は、2004年の6000万匹。
だから、昨年の回帰数の686万匹でさえ6000万匹の11パーセント。
今年の予測回帰数の365匹は、ピーク時のパーセントに過ぎない。

Re_20260530171001
こんな喫茶店で読み始め。

副題の
 『魚の放流を問いなおす』
とあるように、著者は、
 ・人工ふ化放流河川におけるサケ野生魚の割合推定
 ・サケふ化事業の陰で生き長らえてきた野生魚の存在とその保全
などを魚類学会誌や水産学会誌で発表している魚類生態学者。
サケ・マスの専門家。

本書によれば、
人工ふ化放流数が増えると、回帰サケに人工ふ化放流サケが増える
このことは当たり前のようだが、このとき自然ふ化して降海したサケの回帰数は減る
自然ふ化して降海したサケの回帰数は、本来戻ってきていいはずの匹数より大きく減ることが分かっている。
人工ふ化放流数が減ると、自然ふ化して降海したサケの回帰数が増える
両方が同時に増えることはなく、一方が増えればもう一方が減る関係にあるのが人工ふ化と自然ふ化の関係。

以上より、本著者は、内外のデータ、及び自身の調査・研究結果を根拠に、サケの人工ふ化放流事業に否定的。

本夕、読了。

北海道に回帰するサケの減少理由の、道総研水産研究本部の先週の見解は、
 海流の変化
 海水温の上昇
によってサケ稚魚のエサが減少していることなど。
我々 釣師がよく言う、
 「海の様子が変わった」
と同義。

で、今後の資源確保のために必要なことの道総研水産研究本部の考えは、人工ふ化放流事業の充実。
そのために漁業者に望むのは いっそうの卵の確保。

本書の主張とは正反対。
どちらの主張も、ロジックに乱れはない(ように見える)。

| コメント (0)

2026年6月27日 (土)

『漫画原論』を読む

本書は、1992年 東京で書き始め
    1994年 ボローニャ(イタリア)で書き終えた
そう。
だから、
『沈黙の艦隊』や『鬼滅の刃』などは『漫画原論』の外。
また、松本零士や秋本治やモンキー・パンチや青山剛昌の名や、彼らの作品が論じられても良さそうなもの。
が、出ない。


5re
こんなファストフード店で読み始め。

以下のような文章が頻出する。

『本書で試みようとしたのは、』とあって、続けて、
 共時的に漫画の構造を理解する可能性を日本語に
 おいて示してみたかったということに尽きる
と。
かと思えば、
 興味深いのは、漫画が俎上にのせている多様な物語
 とイデオロギーのあり方である以上に、それらが他
 ならぬ漫画として表象され、漫画として存在してい
 るという事実であるといえばいいだろうか
と。

〝であるといえばいいだろうか〟
なんて、ンないい方で論を進めるのはやめて欲しいなァ。

とかとか あるが、本夕、読了。

韓国では韓国人による漫画が出版されている。
ハングルは、左から右への横書き。
だから、コマ割りも左から右と日本の逆。

ヨーロッパ諸国語も左から右への横書き。
アメリカンコミックスのコマ割りは だから左から右。

ヨーロッパ諸国では、日本の漫画に興味を持つヒトが多いらしい。
コマ割りを左から右に作り変えて出版されているのだろうか。

アラブ諸国は都合がいい。
日本での出版のままのコマ割りで問題ない。
ただ、日本の漫画を読む読者がどれほどいるのか。

| コメント (0)

2026年6月21日 (日)

『モネのあしあと』を読む

我が家から近い某診療科クリニックの待合ロビーの壁には、
 モネ   (1840ー1926)の『睡蓮』
(注)
と、
 シャガール(1887ー1985)の『愛しのベラ』

モネ没後100年。
ということで、先月までの4ヶ月間、アーティゾン美術館(旧ブリジストン美術館)でモネ展が開かれていた。
仏教の数え方だと、今年は101回忌。

Re_20260621082101
こんな喫茶店で読み始め。

著者は原田マハ。
日本文学と美術史を学び、日米の美術館で学芸員(キュレーター)としての勤務経験がある。
現在の彼女の活動拠点は、モネが 生まれ 描き 死んだ フランス。

芸術家と言われるヒトたちの生涯に退屈はない。
もぅ、それはその生涯自体が物語。
モネの生涯もドラマ。
本書は、著者の創作や思いも映してモネの生涯を追う。

本夕、読了。

19世紀中頃、携帯可能な すず(tin)製のチューブに入った絵の具が実用化される。
そのことで、画家はアトリへから出て、屋外(自然光の下)で絵筆をふるえるようになる。
同じ頃に生まれたのが写真術。
その二つのことと、〝印象派〟画風の誕生はリンクする。

パリ、セーヌ川沿いにルーブル美術館と並んで建つオランジュリー美術館が著者によって紹介される。
♾️型をした総長さ80メートル超の壁を持つ部屋が、睡蓮の間。
壁全面を、8枚のモネの『睡蓮』の大作で。
天井からは自然の光がさす建築様式。

新型コロナでロックダウン下のパリ。
著者は、1時間だけだがオランジュリー美術館を借り切ることができた。
睡蓮の間の大睡蓮画を背景に写っている著者。
モノクロームのその写真が〝印象〟的。

(注)

モネが描いた『睡蓮』シリーズは300点を超える。
戦前、30点以上のモネを所有していた日本人がいる。
今現在も、国内には10点はあると思う。
ところで、クリニックの『睡蓮』が真筆かどうかは知らない。

| コメント (0)

2026年6月20日 (土)

『ルポ 在日外国人』を読む

昨年行われた国勢調査の速報値が、先々週 総務省統計局から発表された。
’25年10月1日現在値で、
 ・日本の総人口は1億2305万人
 ・その内、外国人は321万人
 ・総人口に占める外国人割合は2.6パーセント

法務省出入国在留管理庁が出しているデータはもっと新しく、’26年3月31日現在値。
それによると、
 ・中長期(在日90日以上)在日外国人は386万人
 ・特別永住者27万人(注)
 ・合わせると412万人、3.3パーセント

Re_20260207161301
こんな喫茶店で読み始め。

著者は特別永住者。
本書が取り上げている外国人は、特別永住者とブラジルからの移住者。
異なる文化の地で暮らす在日外国人。
あれやこれやが生きづらい。

もっとも、外国人でなくても、社風・校風・家風、生きている社会そのものが身に合わず つらいというヒトがいる。

本夕、読了。

衆・参・地方議員及び首長への立候補には、要日本国籍。
国家公務員に任用されるには要日本国籍。
地方公務員任用への国籍要件は ゆるくなりつつあるが、日本国籍を求める自治体もある。
なお、どの自治体も、警察官採用試験の受験には要日本国籍。

プロ野球。
ベンチ入りできる外国人は、
 ・投手1人と野手3人
 ・投手2人と野手2人 
 ・投手3人と野手1人
の3パターン。
大リーグには、この条件はない。 

箱根駅伝。
レースに出場できる外国人(留学生)は1人。

大相撲。
現在45ある相撲部屋に各1人まで。
幕内力士は42人。
内、10力士が外国籍。

在外日本人は130万人。

(注)
特別永住者とは、戦前から日本国内に住む韓国籍・北朝鮮籍・台湾籍の者とその子孫。
在日1世・2世・・ ・ と呼ばれる。
国籍はそのままで、永住権を持つ。

| コメント (0)

2026年6月13日 (土)

『論理的思考とは何か』を読む

著者は社会学者。

本著者がアメリカの大学に留学して、エッセイ(小論文)を提出。
返されたのは、赤ペンで「評点不可能」。
何度書き直しても、「評点不可能」と返された経験が書かれている。
ところが、アメリカ式エッセイの構造を知り、その型で書き直すと評価が三段跳びで良くなった。

〝しかし〟 と、本著者は続ける。
アメリカ式エッセイの型で書くと、
 重要だと思っていたことが不必要になる
 主張すらも変わる
そして、〝必然的に〟という まくら言葉を付けて、
 結論も変わる
と。

Re_20260502215601
こんな喫茶店で読み始め。

本書によれば、
 〝論理的思考〟は、目的に応じて形を変えて存在する
ということで、目的に応じた思考法が紹介される。

4ヶ国の初等教育課程で教えられている作文・論文の構造(思考パターン)が、著者によって分析される。
それを抜き書きすると、
 アメリカ 序論(主張)    本論(根拠)    結論
 フランス 導入(定義・提示) 展開(正反合)   結論
 イ ラ ン  序論(背景)    本論(主題の説明) 結論
 日  本 序論(背景)    本論(書き手の体験)結論

初等教育課程が そうだったのか。
そういう思考法を教えられたのか どうだったのか。
さっぱり記憶にない。

本夕、読了。

現業の場での報告・発表は、アメリカ式。
まず、結論(主張)を。
と、私は、先輩・上司から250回は言われてきた。

なぜ、250回も言われてきたか。
なぜなら、私はアメリカ式思考法をしないから。
といって、日本式思考法もできない。

私の思考法は、KON-chan流。
いつも思いつき(^^;

| コメント (2)

2026年6月 7日 (日)

『考える粘菌』を読む

『風の谷のナウシカ』の封切りは、もう40年も前。
舞台は、最終戦争(火の7日間)から1000年先の未来。
地球は、(粘)菌類の森(腐海) 。
ナウシカが叫ぶ、
「この菌には〝意思〟があるのか」
と。

南方熊楠は、『風の谷のナウシカ』の封切りの更に50年ほど前のヒト
彼の時代も今現在も、科学誌としての『Nature』の評価は高い。
その『Nature』に、南方の単著論文が51本も掲載されている。
歴代最多。
南方は、こう書いている。
「粘菌は動植物いずれともつかぬ奇態の生物にて・・・」

Ne
こんな喫茶店で読み始め。

本著者によれば、〝粘菌〟とは、
 原生生物の一種の巨大(肉眼で観察できる大きさ
 という意味)なアメーバ
 肉眼では、ネバネバした物質の塊にしか見えない
そんな生き物らしい。

2000年、『Nature』に掲載された論文の、
 Maze-solving by an amoeboid organism
(アメーバ状生物(粘菌)による迷路の解法)
は、共著ではあるけれど、本書著者が筆頭。

本夕、読了。

本書著者は、イグ・ノーベル賞とは「人々を笑わせ しかるのちに考えさせる研究」に与えられるものだ、と。
権威はまったくない。
賞金もない。
どころか旅費も滞在費も自腹。
そのイグ・ノーベル賞を本書著者は2回受けている。

本書副題は、
 『生物の知の根源を探る』
書かれているのは、『Nature』に掲載された論文のこと。
また、その延長線上の2回のイグ・ノーベル賞、
 ’08年 単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力がある
     ことを発見したことに対して(認知科学賞)
 ’10年 鉄道網など都市のインフラ整備を行う際、真正粘菌
     を用いて輸送効率に優れた最適なネットワークを設計
     する研究に対して(交通計画賞)
のこと。
今も連続して続く研究のこと。

| コメント (2)

2026年6月 6日 (土)

『ないもの、あります』を読む

著者のクラフト・エヴィング商會の構成員は男女二人。
業務の多くは本のデザイン。
本書の装丁も、クラフト・エヴィング商會。

本書は、商品カタログ。
商品とはいっても、現物はない。
現物がないのだから、実売がないのは当然。
1、2、3ページに商品を文章で説明。
4ページ目に商品のイラストが描かれている。

二人のどちらがイラストを描き、どちらが文章を書くという決まった役割はない。
二人ともグラフィックデザイナーで著述家。
二人とも描き書く才能を持つ。

Re_20260530170901
こんな喫茶店で読み始め。

売っているのは、例えば、
 〝左うちわ〟
クラフト・エヴィング商會一番人気。
大変に高価との説明がある。

ゆびきりげんまんウソついたらハリセンボンの〜ます の、
 〝針千本〟
このイラストは、ページをめくることなく想像できる。
描かれているのは、縦棒が1000本。

 〝無鉄砲〟
は子供に人気があるよう。
イラストはローン・レンジャーが持つような銃身の長いリボルバー拳銃。

 〝堪忍袋の緒〟
商品は、結んだ〝緒〟。
〝袋〟はない。

とかとか。

本夕、読了。

月刊雑誌に連載していたようだ。
なので、連載中、著者の元へ読者からの商品リクエストが多く届いていた模様。
初めの2つ3つのアイディアを誕生させた後は、それほど難しい仕事ではなくなったのでは。

私でも500や1000はネタを作れそう。
もちろん、それは本書を読んだあとだからできること。

最初の最初、
 『ないもの、あります』
は、そんじょそこらのヒトには生み出せないアイディア。

| コメント (0)

より以前の記事一覧