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2026年7月 5日 (日)

『アメリカ人の中国観』を読む

世界が〝西〟と〝東〟に色分けされていた冷戦時代。
西の雄は米国、東の雄はソビエト連邦だった。

中国現代史のエポックを並べると、
 1964年 原爆実験成功
 1967年 水爆実験成功
 1970年 人工衛星軌道投入成功
 1971年 国連加盟[中華民国(台湾)脱退]
 1972年 ニクソン大統領訪中
このとき、中国共産党主席は毛沢東(1893ー1976)。
竹のカーテンの向こうの国 中国。
人民服、自転車で象徴されていた頃の中国へ、米国側から接近したことは、〝電撃的〟と表現される出来事だった。
この時点で、
 『世界は米国と中国の二極に収束する』
と言っていた人がいる。

ソビエト連邦の崩壊は その先、1991年。

Re_20260504091701
こんな飯屋で読み始め。

今。
世界は、米中二極。
G2。

科学技術は米中互角。
部分的には、米国の先に中国がある。
研究開発力(人材・資金)は中国が優勢傾向継続中。
潜在的に米国が持っていた「中国脅威論」を、今の米国は顕在化させている。
中国に追いつかれる懸念を、もしかしたら追い越されるかもしれないという懸念を米国は隠さない。

本夕、読了。

本書名は『アメリカ人の中国観』。
まァ、読まなくてもおぼろげに分かる。
むしろ、興味をいだかせるのは、『中国人のアメリカ観』だろう。

世界の警察官の役割を担ってきた米国が そこから手を引き始め、集団防衛機構(NATOや東アジア各国への軍の駐留)からも距離を置き出していること。
米国の軍事意図に無条件に賛意を示す国ばかりではなくなってきていること。
日米中欧露各国が宇宙軍を組織化するほどに、地球規模の監視技術が出来上がっていること。
安価なドローンを大量に使用する飽和攻撃戦術の有効性が確認されたこと。
また、消費人口の多さとインフラ整備余地の多さ、加えて消費・購買資金の多さからくる販売市場としての大きな魅力が中国にあること。
要するに、軍事力の均衡化が近いことと、中国の経済的魅力に米国(のみならず世界中の国々)がソッポを向いていられないこと。
などを、中国人は、もうかなり前から自覚している。

そして、相手にするのは米国のみで、相手になるのも米国のみというのが、『中国人のアメリカ観』じゃないかと。

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