« 『サケマス物語』を読む | トップページ | 『アメリカ人の中国観』を読む »

2026年7月 4日 (土)

『世界を変えた「凡ミス」図鑑』を読む

製造業や建設業に身を置く者なら皆知っているのが、
 1:29:300
ハインリッヒの法則

   1件の重大事故・災害のカゲには、
  29件の軽微な事故・災害があり、さらに そのカゲには、
 300件のヒヤリ・ハット
があるというもの。

ヒヤリ・ハットに気付くうちは まだいい。
〝知らぬ間に〟 ってのが、随分ありそう。

 1:3:10
になるのか、
 1:5:1000
になるのかは知らないが、医業の場、教育の場、司法の場、行政の場・運輸の場、生活の場を含めた あらゆる場にハインリッヒの法則(の亜種)があるように思う。

Re_20260627081701
こんな喫茶店で読み始め。

ヒヤリ・ハット
ケアレスミス
ボーンヘッド
思い込み
失念
見落とし
聞き間違え
カン違い
これらを凡ミスと言っていいだろう。

本書は図鑑。
ゆえに、多くの凡ミスが紹介されている。

2005年の みずほ証券。
〝ほぼ延髄反射〟的にキーボードのEnter(Return)キーを押して400億円を超える損失を出している。
この証券会社の担当者のチョンボのおかげで というべきだろう、十数分で20億を稼いだヒトがいたそうだ。

1987年の滋賀県の小学校。
6年生が、卒業制作としてプールの底に描いたミッキーマウスとミニーマウス。
後日、学校にやってきたウォルト・ディズニー・カンパニーの担当者に、その絵の削除を求められる。
で、塗りつぶしたと。
凡ミス以前の〝無知〟。
〝無知〟だったのは、著作権について。

両事件とも、私の記憶に残っている


本夕、読了。

ハインリッヒの法則が示すのは、重大事故・災害を防ぐには多数の凡ミス(ヒヤリ・ハット)をつぶす必要がある、ということ。
これをヒトに、
 学習
 意識教育
で、何とかしようとしても ほとんどダメ、できない。

環境・システムに〝凡ミス〟防止の仕掛けを付けることが必要(なのだと思う)。

« 『サケマス物語』を読む | トップページ | 『アメリカ人の中国観』を読む »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『サケマス物語』を読む | トップページ | 『アメリカ人の中国観』を読む »