『モネのあしあと』を読む
我が家から近い某診療科クリニックの待合ロビーの壁には、
モネ (1840ー1926)の『睡蓮』(注)
と、
シャガール(1887ー1985)の『愛しのベラ』
モネ没後100年。
ということで、先月までの4ヶ月間、アーティゾン美術館(旧ブリジストン美術館)でモネ展が開かれていた。
仏教の数え方だと、今年は101回忌。
こんな喫茶店で読み始め。
著者は原田マハ。
日本文学と美術史を学び、日米の美術館で学芸員(キュレーター)としての勤務経験がある。
現在の彼女の活動拠点は、モネが 生まれ 描き 死んだ フランス。
芸術家と言われるヒトたちの生涯に退屈はない。
もぅ、それはその生涯自体が物語。
モネの生涯もドラマ。
本書は、著者の創作や思いも映してモネの生涯を追う。
本夕、読了。
19世紀中頃、携帯可能な すず(tin)製のチューブに入った絵の具が実用化される。
そのことで、画家はアトリへから出て、屋外(自然光の下)で絵筆をふるえるようになる。
同じ頃に生まれたのが写真術。
その二つのことと、〝印象派〟画風の誕生はリンクする。
パリ、セーヌ川沿いにルーブル美術館と並んで建つオランジュリー美術館が著者によって紹介される。
♾️型をした総長さ80メートル超の壁を持つ部屋が、睡蓮の間。
壁全面を、8枚のモネの『睡蓮』の大作で。
天井からは自然の光がさす建築様式。
新型コロナでロックダウン下のパリ。
著者は、1時間だけだがオランジュリー美術館を借り切ることができた。
睡蓮の間の大睡蓮画を背景に写っている著者。
モノクロームのその写真が〝印象〟的。
(注)
モネが描いた『睡蓮』シリーズは300点を超える。
戦前、30点以上のモネを所有していた日本人がいる。
今現在も、国内には10点はあると思う。
ところで、クリニックの『睡蓮』が真筆かどうかは知らない。
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