『日本のインフラ危機』を読む
本著者は土木工学者。
専門は、コンクリート構造物の高耐久化・長寿命化。
本著者は、保守(修繕)業務を、メンテナンスと書く。
以下、拙記事もそれに従う。
こんな飯屋で、読み始め。
古代ローマ帝国時代に建てられたコンクリート製のパンテオン(神殿)は2000年を経た現在も健全。
本著者が土木工学を学び始めた1980年代前半には、
鋼構造物は定期的なメンテナンス(塗装の塗り替え)が必要
コンクリート構造物はメンテナンスフリー
だと教えられたとのこと。
就職後もメンテナンスには見向きもせずに設計業務に没頭していた、と。
なのに今現在、日本のインフラは危機にあると著者は言う。
本夕、読了。
労働集約型産業だと人件費
装置産業だと修繕費
のカットが、経営経費削減の施策にされがち。
前者は、モロ経営者マター
後者は、現場マター
で、修繕費カットに抵抗する説明を経営側に納得させることは、現場からではナカナカできない(と思う) 。
なぜなら、メンテナンス業務は産業の主では あり得ず、傍流業務、サービス部門だから。
本書に掲載されているデータは、危機の説明にとどまらない。
メンテナンスの放棄、既設のインフラの放棄を要するものもある。
コメント