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2026年3月14日 (土)

『名画は嘘をつく』を読む

著者は、米国と英国で西洋美術史を学んだヒト。
現在は、西洋美術史のエンターテインメント化を目指して活動中とのこと。
そのヒトが、
 日本では、襖(ふすま)や屏風(びょうぶ)といった装飾品も
 芸術品と見なし、職人と芸術家の社会的区別をしなかった。
 対して、ルネサンス以降(15世紀以降)のヨーロッパでは、
 職人と芸術家の区別が生まれた。
 工芸品は感性に訴え、芸術品は知性に訴える。
と、本書の「はじめに」に書く。

Re_20260314152701
こんな喫茶店で読み始め。

ンなことが「はじめに」に書かれていたので、かなり構えてページをめくっていった。
が、書かれているのは、15世紀から20世紀までの100点ばかりのヨーロッパ絵画のトリビア。
その絵画が、時系列的に並べられているわけではないので、西洋史を一覧できる年表を脇に置いて読み進めていった。

本夕、読了。

旧約・新約聖書をテーマにした絵画なのに、ローマ神話とキリスト教がゴッチャになった絵があったりする。
ヨーロッパ近世人の宗教的知識の適当さが うかがえる。
ヨーロッパの近世絵画だから、宗教改革・ハプスブルク家・市民革命・産業革命といった どこかで聞いたか読んだかした単語が出てくる。
天才たちは そんな時代を描いている。

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コメント

ブログの『名画は嘘をつく』という視点、面白いですね。私は今、公明新聞連載中の赤神諒さんの『鬼才』で青木繁の生涯を追っています。西洋名画が歴史の裏側で『嘘(演出)』を仕込んだように、青木もまた、単なる写生ではなく『想像力』という名の魔法を使って、キャンバスに真実を刻もうとしたのだと感じます。初めて、画集で青木繁の『海の幸』を見たとき、結構、圧倒された感覚を今も覚えてます。

投稿: tera | 2026年3月15日 (日) 01:23

teraさん、こんにちは

すでに建て替えられましたが、わが町の某建物のホールには『海の幸』のレプリカが展示されていました。
私は、『海の幸』の現物を見ています。
東京駅八重洲口側、東京メトロの日本橋と京橋の中間にあるブリジストン美術館(現 アーティゾン美術館)に展示しています。
勤め先の会社の本社がこの近くです。

歴史は面白いですね。
私は、この歳になって、高校生用の歴史の教科書を読んだりしています。
https://kon-chan.cocolog-nifty.com/konchans_logbook/2010/06/post-9e9d.html

某個人美術館でのこと。
入館するなり、学芸員が、

「ここに展示してあるだけで、総額×△⚪︎億円です」

イヤだなァ
こういうヒトを美術館の学芸員にしてはいけません。

投稿: KON-chan | 2026年3月15日 (日) 08:50

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