『人は、こんなことで死んでしまうのか!』を読む
本著者は、2万通の死体検案書を書いた監察医。
同著者の著作は、以前にも 『解剖学はおもしろい』を読む と拙ブログの記事にしている。
こんな喫茶店で読み始め。
本書に載せられていた一例。
胃の不調を訴えたら、胃散を処方された。
それを飲み続けた2、3日後に、突然死する。
こんな時、死因の ほとんどは心筋梗塞なのだとか。
左肩が凝(こ)る。
こんな時も、心臓発作を警戒する必要がある。
著者は、
心臓の不調は体のどこに どういうかたちで
あらわれるのかわからない。
と書く。
〝放散痛(ほうさんつう)〟というようだ。
本夕、読了。
私は、ひとこと・ふたこと以上を交わした間柄だったヒトの突然死を経験している。
たった ひと晩の闘病もへずして逝った20代。
闘病もナニも、ラグビーコート上で くずれ、そのまま
逝った やはり20代。
いずれも、先天性の疾患とも生活習慣病とも無縁。
かつ、人並み以上の基礎体力と運動神経の持ち主だった。
〝腹上死〟は〝腹上死〟。
〝腹下死〟も〝腹上死〟というのだと本書。
人は、こんなことでも死んでしまうが、あんなことでも死んでしまう。
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