『国マニア』を読む
著者は日本の大学で国際関係学を学び、香港(ホンコン)の大学へ。
卒業後は、香港で邦人向けの日刊紙・週刊誌・月刊誌の記者・編集者を勤めたヒト。
映画『人間の條件』では、工藤大尉が砲声の中、
「国家とは何か」と叫ぶ。
かわぐちかいじのマンガ『沈黙の艦隊』では、原子力潜水艦の海江田艦長が、乗艦を「やまと」と命名する。
そして、「やまと」が国家として独立したことを宣言し、国連総会への出席を果たす。
こんな飯屋で読み始め。
パナマ運河とその沿岸は、パナマ運河地帯と呼ばれていた時期がある。
1903年から1979年にわたってのことで、その間、米国が行政と司法の権限を持ち、必要とあらば治安出動できる権限まで有していた。
パナマは独立国だったが、パナマの憲法には、
公安が乱れた場合には、米国が干渉できる権利
が明記されていた。
パナマ運河地帯は米国の海外領土だった。
その返還を承認したのは、カーター大統領(’77年)で、’99年末に返還を終えている。
本夕、読了。
香港・台湾とも国連加盟国ではない。
が、
香港は、ホンコン チャイナの名で
台湾は、チャイニーズ タイペイの名で
オリンピックに参加している。
本書に書かれていることを、そのまま引用すれば、
国家が成立するための三要素とは、「領土・国民・主権」
だと定義されている
とあるが・・・
コメント