『商人』を読む
著者は’16年逝去の永 六輔。
帯に、
六輔ワールド、
いよいよフィナーレ!
とあるように、本書は、『職人』・『芸人』と続く三部作の最後。
こんな飯屋で読み始め。
著者の信条は、
曲がったことのない街角を曲がったら
旅が始まる
国内外アチラコチラを、ショルダーバッグひとつで歩いている。
本書には、散歩先・旅先で聞いた商人らの語録が並べられている。
そのひとつが、
商店街だけじゃありません。
楽な仕事なら後継者はいまっせェ、
・・・たとえば政治家とか、タレントとか
本夕、読了。
タモリが、笑いを取っていた さだ まさしネタは、
・しみったれた暗さ
・オチの見える歌詞展開
タモリが、笑いを取っていた 永 六輔ネタは、
・しみったれた文化論
・オチの見える文化論展開
タモリのような回転の速い頭を持っていない私にでも、永 六輔の文化論の展開は見通せる。
例えば、本書名は〝商人〟だが、それに〝あきんど〟と ふりがはを付けたりとか。
本書内で、永 六輔は自身を〝売文商人〟と称している。
〝売文商人〟に ふりがな は付いていない。
〝ばいぶんしょうにん〟と読ませるのだろうか、〝だぶんあきんど〟と読ませるのだろうか。
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