『水を訪れる』を読む
著者は建設省(現 国土交通省)のキャリア官僚。
恵庭の漁川(いざりがわ)ダムの計画前調査の責任者だったヒト。
水資源開発関係の仕事が長い。
こんな喫茶店で読み始め。
静岡県東部の丹那トンネルには、在来線が走る。
それと並んで掘られている新丹那トンネルには、新幹線が走る。
いずれも約8000メートル。
丹那トンネル掘削時には大湧水があり、その排水のための抗は本坑以上に長い。
新丹那トンネル掘削時は、湧水を丹那トンネルに流して進める工法を採用している。
この抗を使って、現在も水を排水している。
本夕、読了。
著者は、中近東・東南アジア・中国を多く歩き、また、欧州、米国を歩き、その地の人々が、いかに水を得、耕作し、家畜を飼っているのかを語る。
本書の副題は、『水利用と水資源開発の文化』
文明の発祥は大河流域、文化が栄えるには水は不可欠。
前静岡県知事が、なぜ、リニアトンネル掘削によって漏洩する大井川の水の処置に ああこう言ったのか。
真意のほどは知らない。
初選こそ僅差での当選だが、二選・三選・四選は、県民の多数支持を得て当選している。
上記、丹那トンネル掘削でその直上の地の水が抜け、水豊かだった丹那盆地が乾いた地となり、人の生活が一変した記憶があったことも その理由なのかもしれない。
さて、前知事辞任による静岡知事選投票日は今日だった。
その結果はいかに。
ただいま、23時30分。
結果が出た・・・
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