『面白くて眠れなくなる人体』を読む
著者は、解剖学者。
内容は、
・クシャミとセキとシャックリはどう違う?
・鼻の孔はどうして二つある?
・黒い瞳と青い瞳では見えている色が違う?
等々、面白くて眠れなくなる人体のあれこれ。
こんな喫茶店で読み始め。
小指を曲げようとする。
と、薬指まで一緒に曲がろうとする。
脳からの 小指を曲げろ との指令は、脊髄の内側の灰白質から出ている神経を通して指の筋肉に伝えられる。
ところが、指令を小指に伝える神経と薬指に伝える神経は同じ。
筋肉も くっ付いている。
というのが理由。
しかし、ピアニストは小指と薬指を別々に操作できる。
神経も鍛えられる、と著者。
本夕、読了。
眼球には6つの筋肉が付いている。
歩きながらでも、走りながらでも、ブレずに景色を見ることができる。
脳からの指令で、アタマの動きと逆方向に眼球を回転させる。
アタマの動きを知るのは三半規管。
著者は、それを手振れ防止機能と表現する。
コメント
私がカメラを持って撮り歩くようになったのは、ほんのここ数年のことです。
見たままの風景を写し撮ることの、何と難しいことか。
無意識に使ってきたけれど、人の目と脳は、こんなにも画像処理能力に長けているんだなぁとしみじみ思います。
星撮りをする人たちの間では、目のいいうちに沢山見ておけと言われることがあります。ほんとにその通りなんでしょうね。
投稿: めりー | 2024年5月28日 (火) 16:00
めりーさん、こんにちは
目は単レンズですが、色収差が出ません。
歪曲収差も出ません。
脳が処理しているからですね。
近視の人の場合。
マイナス度数のメガネをかけますが、その絶対値が大きいと、我々は〝度が強い〟とか〝度がキツイ〟とか言います。
そんなメガネをかけると、床が浮き上がって見え、特に階段の下りが不安になります。
しかし、よくしたもの。
1時間を要せず、脳が見事に対応してくれます。
おっしゃる通りですね。
ヒトの目と脳の画像処理能力は何と長けているのでしょう。
目とカメラの構造的違いの一番は、シャッターの有無です。
カメラは蓄光ができます。
めりーさんの星撮りは、ヒトの目では成し得ません。
なので、目が衰えても星撮りはできます。
ところで、マブタも筋肉で開閉します。
睡眠時はマブタが閉じます。
目を開けて死亡する時のマブタの筋肉は、どんなふうになっているのでしょう。
投稿: KON-chan | 2024年5月28日 (火) 21:28
ここ数年で視力が悪化し眼鏡やさんで度の入った眼鏡を作ってもらいました。その時に色収差の検査をしました(眼科ではこの検査はありませんでした)。
自覚できる色ズレがあり、人の目にも色収差ってあるのか!とびっくりしました。
死んじゃった時のまぶたが開いているか閉じているかは、まぶたを動かしている筋肉の状態によるでしょうね。筋力のあるまぶた、そうではないまぶたは、人それぞれ。もちろん死んじゃってるので筋に力はかかりませんから、弛緩した時にどちらが優勢かというだけの話しではないでしょうか。私は検死するわけではないので何の根拠もないただの憶測です。
投稿: めりー | 2024年5月29日 (水) 12:47
赤の輪っかと緑の輪っかをのどちらが良く見えるかって検査ですね。
メガネを合わせるのなら、眼科医より、富士メガネ勤続30年って人のほうがウマいです。(私見)
一式数万円のメガネを合わせるのに、検査に1時間くらい時間をかけてくれます。
ヒトのサイフを覗くのは私の趣味ではありませんが・・・
トヨタは売上45兆円で、営業利益5兆円。
1割。
粗利率なら2割くらいかなァ
全然、大したことありません。
飲食店の粗利は3割
美容院の粗利は9割
メガネ屋さんもそれくらいあるでしょう。
それくらいないと成り立ちません。(私見)
申し訳ありません、〝どちらが優勢か〟という意味が理解できません。
弛緩時は、優勢も何も、弛緩は弛緩(^^;
閉じるか開くかのどちらか。
私は閉じるようにに思い・・・
でも、猟師が書いた本を読むと、冬、撃ったシカの目が凍っていく様子の描写があったりもするので、マブタを開けて死ぬこともあるようだし・・・
投稿: KON-chan | 2024年5月29日 (水) 20:43