『理系のための法律入門』を読む
〝理系の〟
とあるが、
知的財産法
不正競争防止法
製造物責任法
などが書かれている。
副題は、
『技術者・研究者が知っておきたい権利と責任』
著者はそれについて述べるのにふさわしい経歴の持ち主。
風水力機器製造会社でエンジニアとして従事後、司法試験に合格、弁護士に転向したヒト。
こんな喫茶店で読み始め。
昨日のニュースから ふたつ。
ひとつは、
紅麴(べにこうじ:こうきく)を含むサプリメントを摂取した人に
深刻な腎疾患が発症。
製薬会社はその製品の回収を始めたというもの。
ただし、紅麴成分と腎疾患の因果関係は不明。
もう ひとつは、
生後9ヶ月の乳児が、ベッドからの転落を防止する柵とマットレス
の間に挟まれて窒息死亡。
両親がメーカーに求めた9300万円の損害賠償に対し、東京地裁
が3500万円の賠償を命じたというもの。
裁判所は、製品の設計に欠陥はないことを認めつつも、使用に当た
っての警告表示が不十分だったというのが賠償額の算定根拠。
製薬に関しては、
がん治療薬オプジーボを巡って、小野薬品が提訴された事案がある。
工業製品に関しては、
青色発光ダイオードを巡って、日亜化学が提訴された事案がある。
いずれもノーベル賞受賞者が原告で、提訴の理由は特許使用料。
100億円を単位とする訴訟。
本夕、読了。
日本の地名が、中国で商標登録されている。
ひるがえって、日本でも、ジャガイモ・トウモロコシ・トウガラシ・シナチクなんてのが一般名詞化。
フランス・パリ・ジャワ・ワシントンが付く商品も。
ノーベル・コロンブスもそのたぐい。
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