『「分かりやすい説明」の技術』を読む
サンドウィッチマン富澤たけしのボケセリフは、
『ちょっと何言ってるか分からない』
分かりやすく説明されては、
『ちょっと何言ってるか分からない』
というセリフは出てこない。
こんな喫茶店で読み始め。
副題は、
『最強のプレゼンテーション15のルール』
その15とは、
①聞き手とのタイムラグを知れ
②要点を先に言え
・・・・
⑭聞き手に合わせた説明をせよ
⑮聞き手を逃すな
本書で取り上げているのは、話して聞いてもらうプレゼンテーション。
私は、話して聞いてもらう その前、書いて読んでもらうプレゼンテーションの段階で苦労した経験多数。
話して聞いてもらうプレゼンテーションでの成功体験がゼロなのは当然(^^;
本夕、読了。
書いて読んでもらうプレゼンテーション。
背景
目的
結論
を概論・緒言で書き、そのあとに本論。
考え方(ストーリー)の正しさが全て。
本論に、所見・結言に至るストーリーを、
鉛筆をなめる
とか、
ウソのゴサンパチ(538)
とか とかはあるが、データ・分析を並べ、考え方の正当性を補強する(^^;
うまくオレをダマしてくれ
と言った上司さえいた(^^;
あゝ、
『ちょっと何言ってるか分からない』
という声が聞こえる・・・(^^;
コメント
昨今は、大学でもプレゼンの講義があるそうですね。
当然、私の時代にはありませんでした。
今はプレゼン力がモノを言う時代だと思われます。同じ内容であっても(というか内容的に劣っていたとしても)人の目を惹き関心を持たせるプレゼンが勝つというのは、それらを受け取る側の私でも同感です。
相手が判るように説明する、ということの、なんと難しいことか。
文章なら、何度でも推敲して組み立てて行けますが、言葉でとなるともっと立体的な構築が必要になるうえに、一発勝負。
相手に説明するのがだんだんめんどくさくなってくるのは、私がナマケモノなだけかも知れません。
投稿: めりー | 2024年1月 4日 (木) 11:07
めりーさん、こんにちは
「考え方」は何より大事。
そして、「言い方」。
プレゼン力ですね。
でも、「口ベタ」なのもナンですが、「口がウマい」のもどうなんでしょうねェ。
NHKラジオ第1でナマ放送されている「子ども科学電話相談」をご存知ですか。
子どもたちから、
・雨が降ると、土が黒くなるのはナゼ
・痛いと涙が出るのはナゼ
・高い山は気温が低いのはナゼ
と質問されて、科学の各分野の専門家が答えるのですが、
「大きくなって、大学で〇△●□を習うと分かることなんですけどね、ウンヌンカンヌン」
などと対応するヒドイ先生もいます。
もっとも、自分がナマケモノでなくても、3歳の幼児に月の満ち欠けの仕組みを説明できません。
めんどくさい以前のコトです。
ことほどさように、プレゼンテーションというのは、するほうもされるほうも、レベルに範囲というか、レベルの底に高さが必要だということになりますね。
投稿: KON-chan | 2024年1月 4日 (木) 21:21
おっしゃるとおりだと思います。
説明するほうの知識とプレゼン力はもちろんですが、説明を受けるほうにもそれを理解できる脳みそが必要です。
ということは、理解力の無い人に説明する必要はないのでは??と思ったりもして。。というわけにもいかない場面が(特にお仕事上で)あるわけで、質問してきた人にはできるだけズブの素人にもわかるような言葉を使って話しをすると、相手も判ったようなわからないような微妙な顔でうなずいてくれたりします。
私には教員はまったく無理な職業ですね。
人が理解できるようにモノを説明できるといのは、あれも才能だなーと思います。
投稿: めりー | 2024年1月 5日 (金) 05:00
新型コロナでワァワァ騒いでいた頃のTVニュース。
ある女性がインタビューに応じ、医師から説明されたことが理解できないようで、
『エビデンスって、どいういう意味?』
と、逆に質問していたことを覚えています。
以下、私の経験。
健康診断で、中性脂肪値が表示されているのに、
酸性脂肪
アルカリ性脂肪
が表示されないのはナゼと質問。
『のちほど』
と言われ、あとで丁寧な説明メールをもらいました。
同時に、HbA1c値で過去の血糖値を知る原理も教えてもらい、なるほどと新鮮な驚きを持ったことも覚えています。
理解力というよりも、単語の意味自体を知らないヒトを相手にすることも多いめりーさんのご苦労は理解できるつもりです。
でも、質問者には、時間をかけて丁寧に答えて下さるようお願いします。
投稿: KON-chan | 2024年1月 5日 (金) 07:56
なかなかめんどくさい質問をされたんですね。
メールで回答していただけるとは、説明して理解してもらえると判断したからのことでしょう、素晴らしいですね。
投稿: めりー | 2024年1月 5日 (金) 20:02
反射神経だけで。
と、言ったら失礼だから、マニュアル、便覧の索引だけでと言い直しましょう。
そんなのだけで、仕事をしているヒトが多くいます。
それをインデックスワーカーと私は呼んでいました。
私自身もそのヒトリ(^^;
知らなくても誰も困らないし、知ってても誰の役にもたたない。
だけれども、質問したいことって、5秒間に7個ぐらいありませんか。
怪獣映画などでは、撮影速度の早回し・遅回しがリアルさを出す重要技術。
このときの早遅の比例定数を、πナンバー(ぱいなんばー:円周率とは関係ない)と言います。
流れとか熱とかを考える時に便利なので、私も20個ばかり頭に入っています。
πナンバーには、単位がありません。
単位がないので、逆数もπナンバーです。
とってもデキるヒトが、
「πナンバーが小さいから、無視できる」
と。
私、
「逆数は大きくなります。 無視していいですか?」
これには答えてもらえませんでした(^^;
投稿: KON-chan | 2024年1月 6日 (土) 00:09