『同調圧力』を読む
〝同調圧力〟
私の解釈では以下。
気にそぐわない考え方や言動をする少数者を、
多数者側の考え方や言動に合わせようとする
雰囲気
〝同調圧力〟を感じた際に、〝同調〟しようとする者の気分は、
長いモノには巻かれろ
群集心理
右へならえ
〝同調圧力〟を感じた際に、〝同調〟しまいとする者の気分は、
負けるモノか
屈するモノか
正義は我にあり
本書は、〝負けるモノか〟・〝屈するモノか〟・〝正義は我にあり〟という立場のヒトが書いたもの。
〝同調圧力〟への抵抗。
それは時に、自身を英雄視し、はたからはユニーク・他人(ヒト)と違う・信念がある・個性的といった評価を得ることもある。
また それは時に、ひとりよがり・ピエロ・エキセントリック・頑固・偏屈といった評価を与えられることもある。
こんな飯屋で読み始め。
この季節、私の読む本の しおり はミズナラの落葉。
著者は3人。
望月衣塑子(もちづき いそこ:東京新聞記者)
前川喜平(まえかわ きへい:元 文科省事務次官)
マーティン・ファクラー(米国人ジャーナリスト:マルチリンガル者
中国語と日本語は完璧)
望月・前川は、〝同調圧力〟を自身に実際に感じた・感じている例をあげる。
彼らの言う〝同調圧力〟とは、〝国家権力〟。
〝権力〟対〝個人〟
〝権力〟対〝ジャーナリズム〟
を書く。
まァ、しかし、私ごときが言っては ナンだが、本書に限っては という前提付きで、お二人の
被害者意識
自意識過剰
が、鼻につく。
本夕、読了。
今年の世界180ヶ国の報道の自由度ランキングは、
1位 ノルウェー
2位 アイルランド
3位 デンマーク
・・・
45位 米国
・・・
68位 日本
・・・
178位 ベトナム
179位 中国
180位 北朝鮮
報道の自由と言論の自由はリンクしていると言っていいだろう。
そして いずれの自由も、〝理性〟のコントロールがあってしかるべきだろう。
それを〝同調〟とは言わないと思う。
巻末に三人による座談が載せられている。
マーティン・ファクラーのキレが見事。
コメント
おはようございます。
日本が68位とは、ちょっと意外。
もっと低いのではと個人的には思います(そもそもこのランキングにバイアスがかかっていないか)
どこの国も内情は同じかも知れませんが、
日本は生きにくいですね。
投稿: めりー | 2023年12月 5日 (火) 08:21
めりーさん、こんにちは
よくもまァ、こんな記事にコメントを。
どうもありがとうございます。
国境なき医師団に倣ったのか、国境なき記者団。
そこが毎年 発表しています。
評価基準はありますが、どうしたってバイアスはかかっているでしょうね。
根拠レスで言うのですが、私は日本の報道の自由は十分に確保できていると思います。
しかし、フリーでクッていける自信のあるジャーナリストならともかく、ほとんどは組織内ジャーナリスト。
サラリーマンです。
そこに対して私は同情はしますが、孤高で鋭くなんていう ないものねだりはとてもできません。
ンでも、私、新聞・TVニュースをよく読み・見・観る側の人間だと思っています。
レベルの低い社説も多いですが、読み飛ばしはしません。
だからといって、何も得てはいないのですが(^^;
投稿: KON-chan | 2023年12月 5日 (火) 19:56