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2023年11月19日 (日)

『地平の月はなぜ大きいか』を読む

太陽と月の視直径は ほとんど同じで2分の1度。
30分。

360度さえぎるモノが ない砂漠や大洋。
地(水)平線に、太陽なり月なりをギッシリ並べたら720個。

Photo_20231119091601
こんな飯屋で読み始め。

イタンキ浜に立って見る、水平線から昇る太陽。
大きい。
イタンキ浜に立って見る、水平線から昇る月。
大きい。

大きく見えるが、しかし、そう見えているだけ。
大きくはない。
高いところにある太陽も月も、低いところにある太陽も月も、視直径は変わらずに2分の1度、30分。

大きく見えているだけであることの直接的証明は簡単。
昇ったばかりで大きく見える月と、その何時間か後の月を写真に撮ればいい。

本書には、こう書かれている。
 人の眼、人の心が観た太陽と満月が、物理的大きさを
   はるかに超えたものであることに気付く。
 物と心がこれほど大きく食い違う現象は他にない。

この現象を〝月の錯視〟といい、2000年も前から知られていた現象。

本夕、読了。

本記事の冒頭で、
 地(水)平線に、太陽なり月なりをギッシリ並べたら720個。
と書いた。
ここで、簡単な思考実験。
〝地平の月〟が大きいのなら、ギッシリと720個並べられないことになる。
それは おかしい・・・
てなことを2000年前のヒトも考えたに違いない。

著者は『天体錯視の研究』で、学位を得た心理学者。
ただし、著者の研究によっても、大きく見える理由が完全に解決したわけではない。

竿を曲げ、リールのドラグを鳴らす型モノが掛かる。
偏光グラス越しに見る 水面直下まで上がったサカナはデカい。
ただし、デカく見えるのはバレたサカナ。

タモにおさまるサカナは なぜか小さい(^^;
あァ、〝水中のサカナ〟の錯視(^^;

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コメント

こんにちは。
船が動く位の大物を掛けた事があります。
見たらサメでした。
竿が折れそうになるほどひきが強い
ヒラメ。
見たらでっかいフグ。
見えるまでが釣りロマン。
逃げた魚はでっかいなぁ~😞💨

投稿: きーさん | 2023年11月23日 (木) 11:46

きーさん、こんにちは

ですね。
逃げた魚はでっかい です。

実際、水中のサカナはデカいし、船上で測ったサカナもデカいです。
オカで測ると、そうでもないのに。
ね。

逃げられてもいい。デカいの掛けたいです(^^)

投稿: KON-chan | 2023年11月24日 (金) 00:55

今日も落ちがよろしいようで(^^

投稿: 夫婦釣り | 2023年11月24日 (金) 06:36

夫婦釣りさん、こんにちは

〝落ち〟は決めたいものです。
が、このテーマだと〝落ち〟が読めちゃいますね。

今読んでいる本の しおり は、イチョウの黄葉です。
〝栞〟は、干す・干す・木。
落ち葉を栞にするのも、いいのかなァ、っと(^^) 

投稿: KON-chan | 2023年11月24日 (金) 19:02

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