« 『捜索者』を読む | トップページ | 『うまみの誕生』を読む »

2023年10月 9日 (月)

『岩魚の休日』を読む

著者は、2018年死去した 桂 歌丸。

〝岩魚〟は渓流の王様。
〝イワナ〟と読む。
一方、渓流の女王は〝山女魚〟。
〝ヤマメ〟と読む。(注)
いずれも清らかな冷流に棲み、イワナのほうが上流域に棲む。
渓流釣りの好対象魚。

Photo_20231009190001
こんな飯屋で読み始め。

著者は横浜生まれ。
幼少時より、海で竿を出し、長じて船で竿を出し、ヘラブナに竿を出す。
その後、釣魚が絞られて、湖でのワカサギと渓流でのイワナ・ヤマメ。

副題は、
 釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿

 釣れなくてよし・・・

私もそう。
 釣ってりゃ楽しい、釣れりゃァなお楽しい

本夕、読了。

落語家稼業ゆえ、1年の3分の1は旅暮らし。
アッチへコッチへ。
丸々1日拘束される仕事でもないし、酒は飲まない。
で、川でも旅館の池でも、水のあるところはどこででも。

仕掛けは全て自作。
魚信を求めて、20キロを歩くことも苦にしない。

1束(そく)は、100尾のこと。
300尾なら、3束。

このヒトには、さらに上の単位が必要。
ワカサギなら10束超え。

〝釣りの合間に高座に上がる〟というのがオチ。

(注)
北海道では〝ヤマベ〟と発音するのが普通。

« 『捜索者』を読む | トップページ | 『うまみの誕生』を読む »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『捜索者』を読む | トップページ | 『うまみの誕生』を読む »