『岩魚の休日』を読む
著者は、2018年死去した 桂 歌丸。
〝岩魚〟は渓流の王様。
〝イワナ〟と読む。
一方、渓流の女王は〝山女魚〟。
〝ヤマメ〟と読む。(注)
いずれも清らかな冷流に棲み、イワナのほうが上流域に棲む。
渓流釣りの好対象魚。
こんな飯屋で読み始め。
著者は横浜生まれ。
幼少時より、海で竿を出し、長じて船で竿を出し、ヘラブナに竿を出す。
その後、釣魚が絞られて、湖でのワカサギと渓流でのイワナ・ヤマメ。
副題は、
釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿
釣れなくてよし・・・
私もそう。
釣ってりゃ楽しい、釣れりゃァなお楽しい
本夕、読了。
落語家稼業ゆえ、1年の3分の1は旅暮らし。
アッチへコッチへ。
丸々1日拘束される仕事でもないし、酒は飲まない。
で、川でも旅館の池でも、水のあるところはどこででも。
仕掛けは全て自作。
魚信を求めて、20キロを歩くことも苦にしない。
1束(そく)は、100尾のこと。
300尾なら、3束。
このヒトには、さらに上の単位が必要。
ワカサギなら10束超え。
〝釣りの合間に高座に上がる〟というのがオチ。
(注)
北海道では〝ヤマベ〟と発音するのが普通。
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