『ことばのごちそう』を読む
拙ブログの8月4日の記事は 『自炊大好き』を読む 。
そこに、6月9日号を最後に〝週刊朝日〟が休刊となったことを書いた。
私が言いたかったのは、〝週刊朝日〟に連載されていた 東海林さだお の『あれも食いたいこれも食いたい』が自動的に休載となったことがとても残念だ。
ということ。
本書は、東海林さだお が書きつづってきた印象的な描写を、食品名を項目にたてて、それを50音順に並べたもの。
アイスクリーム・味付け海苔・アジの開き と続き、綿あめ・ワニ・ワンタン で終わる。
出前・メニューなど、食品名以外の項目も いくつか。
こんな喫茶店で読み始め。(注)
著者が言うには、本書は、長い文章のサワリ、イイトコ取り。
サワリ、イイトコ取りされた文章は、1項目 半ページから せいぜい3ページ。
これ以上 要約のしようがない。
が、そこをさらにイイトコ取りすると、例えば白湯(さゆ)は、
白湯はひたすら沈黙を守りつづけている。
何も発言しないし、何も主張しない。
本夕、読了。
舌にある味蕾(みらい)細胞が脳に伝えるのは〝味〟。
甘味
酸味
塩味
苦味
うま味
は、基本五味として 誰でも知っている。
2018年に発見されたのは、味蕾から脳に〝脂肪〟の味を伝達する神経。
基本五味に〝脂肪味〟が加わって、基本六味となる可能性大。
〝カルシウム味〟も加わって、基本七味となることもありうる。
東海林さだお は、この〝脂肪味〟・〝骨味〟を50年も前から言っている。
著者の舌は確か。
(注)
ウェッジウッドのカップでコーヒーをサービスしてくれる喫茶店を またひとつ見つけた。
コメント
ウェッジウッドと言えばアフタヌーンティーのイメージですが、コーヒーも良さそうですね。
最近まったくティーポットを使わなくなりました。
ボーンチャイナのポットを持っています。
ああいうものは、時間と気持ちにゆとりがある時でないと出せませんね。
(なんだかバタバタしてしまって。)
投稿: めりー | 2023年10月26日 (木) 14:36
めりーさん、こんにちは
めりーさんのおっしゃる通り。
イギリスの食器ですから、ティー用が出発点でしょう。
東急札幌のマザーリーフでは、ティーポットにティー・コージーを被せてサービスしてくれますね。
混んでない時間帯に行くと、店員が注いでくれます。
「ミルクが先ですか?
後ですか?」
で、私、
「先」
カップに7分目くらいまでミルク(^^;
家では、ミルク100%のティです。
写真集とか画集とかのページをめくる余裕のある午後なら、ティーポットですね(^^)
投稿: KON-chan | 2023年10月26日 (木) 19:38