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2023年9月18日 (月)

『あなたの中の異常心理』を読む

著者は精神科医。
本書には、
 〝臨床医として現代人の心の危機に向かい合う〟
と、紹介されている。

Photo_20230917215401
こんな喫茶店で読み始め。

著者が、
 〝現代人の心の危機に向かい合っている〟
ことはよくわかる。
〝心の危機〟とは、〝異常心理〟のこと。

もし、
 〝異常心理〟は回避しなければならない
また、ひとたび身に付いた
 〝異常心理〟は克服しなければならない
のであれば、その
 回避法(予防法)
 克服法(療養法)
が述べられてしかるべき。
が、本書に書かれているのは、〝異常心理〟の実例(分析)ばかり。
回避法・克服法は書かれていない。

本夕、読了。

本書の論調には大いに異議あり。

表面に行動として現れて、人間関係にトラブルを発生させる〝異常行為〟ならともかく、内面に隠れて 当人のみが知る〝異常心理〟をどうしろと。
そもそもが、心理に〝異常〟とか〝正常〟とかあるのだろうか。

ウラ・オモテのないヒト
カゲ・ヒナタのないヒト
見せられない 胸の内 のないヒト

ンなヒトの心理を〝正常〟と評価してよいものだろうか。
〝無害〟
とは言えるが。

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コメント

おはようございます。
「無害」というのは「いいヒト」と呼ばれる人のことでしょうか。
相手によって態度を変える人を、「いいヒト」と言えるでしょうか。
無害、無難であるためには、そうした態度の使い分けが必要になることもあると思います。
なにが正常でどこから異常なのか、それは社会集団の常識が決めることで、個人では決められないように思います。

いまの多様性の時代に、正常とか異常とか、そういう線引きはますます難しいですね。

投稿: めりー | 2023年9月20日 (水) 08:13

めりーさん、こんにちは

ウラオモテなく、人畜無害なヒト。
また、ウチソトなく、いいヒト。
そんなヒト、います。
最近 まァるくなったねェ。
なんてヒトもいます。
無害・いい・まァるくなる、っていうのは悪くはない。
が、危ないヒトのほうが面白そう。
そう思いませんか。

正常・異常は、集団にとって好都合か不都合か何でしょうけれど、判断基準の集団の常識ってのも大きく右に左に、上に下に範囲がありますし。
ねェ。

まァ、モヤモヤ、グダラグダラのままも、仕方ない。
のかも、しれません。

投稿: KON-chan | 2023年9月20日 (水) 18:30

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