『あなたの中の異常心理』を読む
著者は精神科医。
本書には、
〝臨床医として現代人の心の危機に向かい合う〟
と、紹介されている。
こんな喫茶店で読み始め。
著者が、
〝現代人の心の危機に向かい合っている〟
ことはよくわかる。
〝心の危機〟とは、〝異常心理〟のこと。
もし、
〝異常心理〟は回避しなければならない
また、ひとたび身に付いた
〝異常心理〟は克服しなければならない
のであれば、その
回避法(予防法)
克服法(療養法)
が述べられてしかるべき。
が、本書に書かれているのは、〝異常心理〟の実例(分析)ばかり。
回避法・克服法は書かれていない。
本夕、読了。
本書の論調には大いに異議あり。
表面に行動として現れて、人間関係にトラブルを発生させる〝異常行為〟ならともかく、内面に隠れて 当人のみが知る〝異常心理〟をどうしろと。
そもそもが、心理に〝異常〟とか〝正常〟とかあるのだろうか。
ウラ・オモテのないヒト
カゲ・ヒナタのないヒト
見せられない 胸の内 のないヒト
ンなヒトの心理を〝正常〟と評価してよいものだろうか。
〝無害〟
とは言えるが。
コメント
おはようございます。
「無害」というのは「いいヒト」と呼ばれる人のことでしょうか。
相手によって態度を変える人を、「いいヒト」と言えるでしょうか。
無害、無難であるためには、そうした態度の使い分けが必要になることもあると思います。
なにが正常でどこから異常なのか、それは社会集団の常識が決めることで、個人では決められないように思います。
いまの多様性の時代に、正常とか異常とか、そういう線引きはますます難しいですね。
投稿: めりー | 2023年9月20日 (水) 08:13
めりーさん、こんにちは
ウラオモテなく、人畜無害なヒト。
また、ウチソトなく、いいヒト。
そんなヒト、います。
最近 まァるくなったねェ。
なんてヒトもいます。
無害・いい・まァるくなる、っていうのは悪くはない。
が、危ないヒトのほうが面白そう。
そう思いませんか。
正常・異常は、集団にとって好都合か不都合か何でしょうけれど、判断基準の集団の常識ってのも大きく右に左に、上に下に範囲がありますし。
ねェ。
まァ、モヤモヤ、グダラグダラのままも、仕方ない。
のかも、しれません。
投稿: KON-chan | 2023年9月20日 (水) 18:30