『いろは俳句絵本』を読む
〝多芸は無芸〟といい、〝天は二物を与えず〟ともいう。
いや いや いや。
多芸有芸・多芸多才、天から二物どころか三物も四物も与えられたヒトはいる。
著者はそんなヒト。
著者の本職はナンなのか。
一級建築士
折り紙講師
タップダンス講師
茶道(大和遠州流)教授
墨戯(水墨画)講師
で、陶芸家で俳人。
こんな飯屋で読み始め。
〝い〟をアタマに
〝ろ〟をアタマに
〝は〟をアタマに
というふうに、一ページに一句。
いろは順に俳句が並べられている。
本書は、絵本。
絵も著者による。
器用なヒト。
というには、レベルが高い。
本夕、読了。
俳句だから季語がある。
札幌在住のせいか、使っている季語に多いのは〝冬〟。
〝秋〟は少なく三句のみ。
うち一句のアタマは〝ゆ〟。
指先の
トンボ一会(いちえ)の
空へ発(た)つ
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