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2023年8月 2日 (水)

『日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』を読む

本著者は、〝くう〟に〝喰う〟を使っている。
拙記事も、〝喰う〟で統一する。

書名では〝日本人は〟とあるが、書かれているのは〝著者自身が〟喰った肉のこと。

狩り、解体し、料理し、喰う。
ただし、狩り、解体し、料理するのは著者自身ではなく、猟師。
狩りの手段は、ワナ、散弾、ライフル。

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こんな喫茶店で読み始め。

著者が喰ったのは、南は西表島のイノシシから始まって、北は礼文島沖のトドまで。
その間に、シカ・タヌキ・アナグマ・ハクビシン・カモ・クマ・ウサギ。

著者はカメラマン。

カメラを持って、著者は猟師と共に、
 山に入り
 雪の斜面を歩き
 真冬の海に乗りだす。

狩られた獲物にとどめを刺し、放血し、皮をはぎ、ハラワタを抜き、解体し、肉を分ける。
そして、焼く、煮る。
時にはナマで。

著者の撮ったそれらの写真が、本書に添えられている。

本夕、読了。

塚は多い。
一方、動物を喰ったことを示す塚は少ない。

今は どうだろう。

スーパーでは、鮮魚と精肉の売り場スペースが拮抗。
が、ハム・ソーセージ・ベーコンを含めると、ミートがやや優勢。
街なかではチキン・バーガー・牛丼が、海鮮系を圧倒。

ビジネスが我々の喰いをコントロールしている。

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コメント

確かに、骨塚ってあまり聞かないように思います。
何故でしょうか。
骨も、いつかは地に還るから?貝がらは、分解されにくいのでしょうか。

世の中のほとんどは、ビジネスが大前提ですね。
なんだか味気ないような気もします。

投稿: めりー | 2023年8月 3日 (木) 02:50

めりーさん、こんにちは

オホーツクアイヌは骨塚遺跡があるそうですが、貝塚の規模には及びません。
動物を狩るのは、難しいです。

ヒトは分業して生活する動物です。
分社、アウトソーシング等々、コスト・利益を考える動物です。
ビジネスですね。
つまらなくするか、それを益とするか。それを考える動物もヒトですね。

投稿: KON-chan | 2023年8月 3日 (木) 07:57

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