『政治の数字』を読む
明治維新後に7万余あった自治体。
それが、明治の大合併、昭和の大合併、そして平成の大合併を経て、今は、
都道府県 47
東京都区部 23
市町村 1718
にまで減っている。
こんな喫茶店で読み始め。
直近の10年間でいい。
どの政党が何と何に分裂し、どことどことどこの政党が一緒になったかを言える人は滅多にいない(と思う)。
著者は、自由民主党を皮切りに、
新進党 (海部俊樹)
太陽党 (羽田孜)
民政党 (羽田孜)
民主党 (菅直人)
の事務局員を務めた政治評論家。
【 ( )内は、当時の党首 】
平成の大合併、政党の合従連衡を、政党スタッフの立場で見てきた人が、
自治体
議員
外交官
官僚
などについて、数字をあげて語る。
本夕、読了。
副題は、『日本一腹が立つデータブック』。
日本一かどうかは別として、また、腹が立つかどうかも別として、掲げられている数字は出典が確かでデータブックとして大いに信頼できる。
しかし、私ごときが言うのもナンだが、長いこと政治を中から見てきたヒトが、
衆参議員らの実働時間
議員の世襲割合
議員外遊費用
在外日本大使館・公使館員業務
などを突っつくのはヒガミに見える。
なぜか。
本著者、
あるべき姿
それを具現化するための具体的施策
をひとつも語らない。
コメント