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2022年11月13日 (日)

『関西ヤクザの赤裸々日記』を読む


読みは〝マルヒ〟。
意味はナイショ。
〝キミとボク〟の関係のこと。

読みは同じく〝マルヒ〟だが、〇の中が〝被〟だと警察用語の〝被疑者〟。
〇に〝何とか〟の警察用語は他にもある。
 〇に〝走〟で〝マルソウ〟、暴走族のこと。
 〇に〝参〟で〝マルサン〟、参考人のこと。

組織暴力を担当するのは、マル暴デカ。
 〇に〝暴〟で暴力団。

警察署内にあるブタ箱とは、留置所のこと。
留置期間は、72時間が多い。
が、10日間への延長、最長20日間までの延長が可能。
ブタ箱に入れられた〝マル暴〟の留置期間を
 72時間にするか
 10日間にするか
 はたまた20日間にするか
は、マル暴デカの胸の内次第。

著者は18歳で極道の世界に入る。
組事務所に詰めて掃除・電話番を担当する部屋住みを経て、組長付きになり、組長と姐さん(組長夫人)の身の回りの世話をする。
さらに、上部団体の会長付きを経験し、まもなく、喧嘩の時に一番先に駆けつける行動隊長に。

痛い目にあわすこともある。
自分自身が、痛い目に会うこともある。
痛いのは、肉体のみならず精神も。

行動隊長としての喧嘩のあと、ブタ箱に入れられる。
マル暴デカから、著者が極道一本道を歩んでいることを認められる。
72時間で釈放。
その釈放の際、マル暴デカが見送ってくれたという。

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こんな喫茶店で読み始め。

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こんな喫茶店とは、海に突き出る丘に上がる坂道を歩いて、最後にこの13段の階段をのぼった先にあるランプ城。

Photo_20221113081801
前回訪れたのは13年前
当時80歳だったママは、今現在93歳のはず。
250円だったコーヒーは500円に。

ヒトは老いる。
本著者も、カタギになって10年が過ぎた。

が、ここの空気は13年前と変わらない・・・

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コメント

ランプ城!!
私が子供の頃から有りました!
一回は行きたいと思いつつ行ってません
きっともう行けないのでしょうけど・・・
その近くには黄金の滝も有ったはず
その下で取れるウニはデカイと云う話は聞きました

投稿: シャコ | 2022年11月14日 (月) 03:22

シャコさん、こんにちは

好釣が続いているご様子、何よりです。

そうです、黄金の滝の近くに位置します。
ウニもデカかったことでしょうねェ。
開業してから60年が経ちました。
以前はジンギスカン屋だったそうで、酔客が崖から落ちる事故もあったようです。

ブラっと、って気分ではなかなか行けません。
なので、常連客は多くないでしょう。

13年間で、コーヒーは2倍となりましたが、オムライスは据え置き。
席につくと、手のひら一杯相当量のお菓子を提供してくれます。
清潔感に頓着すると、入れません。
まァ、よくやっています。

投稿: KON-chan | 2022年11月14日 (月) 07:27

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