『すーちゃん』を読む
益田ミリのマンガ。
本店と掛け持ちの店長とマネージャー、二人の正社員と何人かのアルバイト店員で食事も出すカフェが回る。
その二人の正社員のうちの一人が〝すーちゃん〟。
〝岩井さん〟が、もう一人の正社員。
男はマネージャーだけ。
すーちゃんは一人暮らし。
今の住まいに移って7年、カフェに勤めて3年。
34歳。
すーちゃんの親友は、OLの〝まいちゃん〟。
まいちゃんも一人暮らし。
すーちゃんはマネージャーに好意を持っている。
ところが、岩井さんとマネージャーがデキて、岩井さんは退職することに。
妻子持ちと不倫中だった親友のまいちゃんは 不倫を清算、結婚相談所で見合いをした相手と結婚することに。
そして、すーちゃんは、店長をまかされることになる。
こんな飯屋で読み始め。
マネージャーへの片思いが、はかなく終わって・・・
幾日かのち、すーちゃんは日記にこう書く。
少しずつ復活してる気がする。
くよくよ考えるなって言う人もいると思うけど
それは私じゃない誰かの意見だ。
私はゆっくり考えて復活する。
本夕、読了。
店長になった すーちゃん。
仕事を終えて部屋に帰り、ひとりごちる。
ずっと変わりたいと思って生きてきたけれど
いろんなあたしを増やせばいいかな~
って思うようになって なんていうか少し楽だ
違う誰かのようになりたいと思わないのは
いい気分だ
あたしでいい
あたしでいいっていうか
あたしも悪くない感じ
益田ミリは、救いを知っているヒトだ。
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