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2022年7月18日 (月)

『日本史人物ホントの評価』を読む

婚礼の祝辞と葬儀の弔辞。
この時だけは、どんな人物でも褒められる。

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こんな喫茶店で読み始め。

・西郷  隆盛 薩摩の人 1828(文政10)年ー1877(明治10)年
・大久保 利通 薩摩の人 1830(文政13)年ー1878(明治11)年
この二人に、
・木戸  孝允 長州の人 1833(天保 4)年ー1877(明治10)年
を加え、維新の三傑と呼ぶ。

西郷と大久保は、現在の鹿児島市内で生まれ育った幼なじみ。
生地はどちらも鹿児島だが、
西郷の墓所は、鹿児島市 南洲墓地
大久保の墓所は、東京都港区 青山墓地

大久保没後140年にあたる2018年、法要を西郷の墓所の南洲墓地で行おうとして、それが果たせなかった。
倒幕・王政復古を成したのち、朝鮮の扱いで持論を通せず政治的に失脚した西郷は明治新政府を相手にした西南戦争で自害。
鹿児島県人の大久保の評価は、
〝西郷を死に追いやった人物〟
西郷の人気に対する大久保の不人気。
不人気という甘いものではなく、鹿児島では大久保は嫌われ者。
この地では、法要さえできない。

本夕、読了。

安積疏水(あさかそすい)は、猪苗代湖の水を130キロ先の福島県郡山市まで流す人工水路。
この事業を政府の中核にいて動いたのが大久保利通。
鹿児島市に西郷を祀る南洲神社があるように、
郡山市には大久保を祀る大久保神社がある。

棺を蓋いて事定まる(かんをおおいてことさだまる)とか。
が、・・・

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コメント

おはようございます。
健在なうちには出来ない話、その後になってできる話しというものもあるのでしょう。
人の評価も主観的と思っています。
そんなのを気にしてばかりいるのもつまらないかなあ。

投稿: めりー | 2022年7月19日 (火) 03:38

めりーさん、こんにちは

読売新聞木曜版には追悼抄
文芸春秋には蓋棺録
が、記事として載ります。

棺を蓋いて事定まる
死者に鞭打たず
で、歴史のヒトとなる故人への追悼文として模範解答。
しかし、棺を蓋いて事定まらずもありますよね。

まァ、我々は歴史の流れのその他大勢。
評価を受けるような何ほどもありませんね(^^;

投稿: KON-chan | 2022年7月19日 (火) 08:48

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