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2022年5月 4日 (水)

『英会話 言わなきゃよかったこの単語』を読む

月面に降り立った直後のアームストロング船長が、
 That's one small step for a man, one giant leap for mankind.
と言うべきところを、〝a 〟を言わなかったので、各局の同時通訳者が困惑したという。
この文脈だと、〝man〟と〝mankaind〟の語義は〝人類〟。
しかし、

 これは人類にとっては小さな一歩ですが、
 人類にとっては大きな飛躍です。

と、各局どの同時通訳者も そうは訳さなかった。
それでは、論理的におかしい。
と、不定冠詞の〝a 〟を補足し、アームストロング船長の言葉としたのは、

 これは一人の人間にとっては小さな一歩ですが、
 人類にとっては大きな飛躍です。
 
英語ネイティブでさえ、冠詞を付け忘れる。

Photo_20220504102101
こんな喫茶店で読み始め。

本書から。

 肩がこってるの?
を、
 Do you get stiff shoulders?
とすると、ネイティブは、
 腕が張ってるの?
と解釈するとか。

 肩がこってるの?
は、
 Do you get a stiff neck?
と、言わなければならない。
肩は二つ、首は一つ。
なので〝a〟が必要。

本夕、読了。

読めても書けない漢字は多い。
中国人でさえもそうで、メモを取っている時にそういう事態に陥ったさいは、とりあえず同発音の漢字で代用する。
日本語はひらがな・かたかなを使えるから その点 便利。

同じく、読めても書けない英単語は多い。
 テネシー州:State of
Tennessee
 ミシシッピ州:State of Mississippi 

を書けない米国人は珍しくないらしい。
〝愛媛県〟を書けない日本人がいるのと同じ。

英文ともなると、いよいよ読めても、書けない・話せない・聞き取れない。
本著者は、こう言って日本人を慰めてくれる。
 1単語くらい間違えても、そうそう誤解はされない。
 ちょっと言い間違えても、「ああ、本当はこう言いたいんだな」とわかって
 もらえるものだ。

ただし、本著者が言っているのは、
 〝1単語くらい〟
 〝ちょっと言い間違え〟

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コメント

Do you get a stiff neck?
a の問題は私の英語能力の範囲の外にありますわぁ。
文章だと気になるけどね。
多分、私だと
Do you feel a stiff neck?
と言う法が選ぶ。どうもgetの使い方が判ってない。
使い方が判らないと言った方がただしいかも。


投稿: ja8oxy | 2022年5月 5日 (木) 06:03

ja8oxyさん、こんにちは

get・have・doの3動詞で大概のことを伝えられるそうですが、それだけ使い方が難しいということでしょうね。

頭が痛いは、
 have a headache

腹が痛いは、
 have a stomachache

風邪をひいているは、
 have a cold

風邪をひくは、
 catch a cold

コロナにかかるは、冠詞を付けずに、
 catch COVID とか
 get corona
と言うようです。

日本で生まれ育った日本人です。
冠詞・前置詞を深く理解することは、とてもムリ(^^;

投稿: KON-chan | 2022年5月 5日 (木) 11:04

catch a cold
は、このまま、覚えているので
不思議と a は付けますね。
何故 コロナには付けないのか?
不思議ですね。

投稿: ja8oxy | 2022年5月 6日 (金) 11:42

不思議です。

ガンになるは
have cancer
と a は付けません。

手術を受けるは、
have an operation
have a surgery

何だかよく分かりません(^^;

投稿: KON-chan | 2022年5月 7日 (土) 20:18

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