『あなたにもある無意識の偏見』を読む
男女の性差への認識
障害者への対応
自身の属する組織へのひいき、等々。
著者はこれらに〝偏見〟があると言う。
こんな喫茶店で、読み始め。
冷静に見て考え、公平な社会を目指す。
それへは均等・平等の意識が必要。
と、本書に書かれていることはいちいちもっとも。
もっともだとは思う。
間違ったことは書かれていないとは思う。
が、しかし、私はこの著者の見解が腑に落ちない。
データから引き出す結論が、こまっちゃくれた小学生が言いそうなこと。
大学教授の言うことが、小学生が言うことと同じなのはおかしい。
と、思うこと自体が、私の〝無意識の偏見〟なのかも(^^;
本夕、読了。
著者は、
ハープ奏者と聞いて、女性を連想する
単身赴任者と聞いて、男性を連想する
ヒトが多いことを示すデータを出す。
そして、これらを〝偏見〟と言う。
〝偏見〟、そうだろうか。
それは我々の経験なのではなかろうか。
本書の内容が今ひとつ腑に落ちないのは、経験則を偏見とする著者の思考回路にあるように思う。
経験則自体が、偏見なことがあるのは確か。
経験則を持ち出して、それを〝老害〟とか〝偏見〟と非難される事例はある。
何年か前の、ドッサリ釣れた経験。
今年もそうだと思うのは〝偏見〟とは言わない。
それは、〝期待〟(^^)
コメント
難しいお話ですよね😓
私も何が何でも絶対にまっさらな目で判断するのが良いとは思えません
たとえば刑務所帰りの人
ちゃんと罪を償って社会復帰をしたのでしょうが
その再犯率は犯罪歴の無い人よりはかなり高いものです
自分としてはどういうふうに接するのが良いのでしょうか?
自分の会社に犯歴の有る人と無い人が面接に来たら
同じように見られるのでしょうか?
それは偏見?
ちなみに私の前妻は単身赴任してまして
私が子供の弁当作りとか主夫してました
でも、単身赴任と聞いて思うのは やはり男の人ですよね
それを偏見と言ってしまうのはあまりにも単純過ぎるのではないでしょうか
ん~~
今日はちょっと飲んでます😅
ごめん~~~
投稿: シャコ | 2022年2月20日 (日) 23:48
多様性が謳われる時代になりました。
「平等」「平均」というものの価値は、心持ち下がったかなと感じています。
みんなが基準ではなく、自分基準で。人は人。個性を大事に。
私のひとつ前の世代では、私の職業に女性が就くことは珍しかったのですが、今では男女半々、女性のほうが就職は有利な時代です。
人は群れで暮らすものなので、これが一概に正しいと言い切れないと思うし、間違ってるとも言えません。
ドッサリ釣れた経験、それが人の経験だとしても期待して沖に漕ぎ出でるのが、我々の浅はかで学習できない部分ですねー(笑)
投稿: めりー | 2022年2月21日 (月) 05:10
シャコさん、こんにちは
艇を替えたご様子。
今現在は艤装を進めているのでしょうか。
それも楽しい時間ですね、
喫水が10cm下がるほど、ドッサリとサカナを釣って下さい。
本著者の少数尊重・均等・平等の論法は、現実世界を直視せず子供じみています。
現実世界は決して偏見から見えているのではなく、そうとしか見えない世界です。
そんな世界を別の見方をしてみましょうヨ。
という論法ならまだ首を縦に振れるように思うのですが。
著者、優秀な人なんだと思います。
なので、我々がアンポンタンをより公正で正義に満ちた世界へ導こうといういう気分があるのかもしれません。
それこそ著者の偏見ですね。
投稿: KON-chan | 2022年2月21日 (月) 09:50
めりーさん、こんにちは
車の屋根からダイバーシティアンテナを見なくなって間もなく、ダイバーシティ・多様性が言われるようになりました。
本著者は、マイノリティ・価値観・障害・性差を越えた社会の建設の必要性を言いたいのだと思います。
マジョリティに不都合なマイノリティ・価値観は、時に牢獄に閉じ込めなくてはならないし、障害には特別な対応が必要なこともあるでしょう。
体操競技では女子には鉄棒・吊り輪・あん馬を課せず、男子には平均台・段違い平行棒を課していません。
もっとも、著者はこんなつまらないことを持ち出して平等・均等は言ってませんが。
まァ、何て言うのかなァ。
私、こういう話、とても苦手です。
そう、おっしゃる通り、我々は浅はかなわけです。
で、それでいいンじゃないかと(^^;
投稿: KON-chan | 2022年2月21日 (月) 09:51