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2021年11月 9日 (火)

『痛覚のふしぎ』を読む

本書の第1刷は'17年。
温冷・痛みを感じる仕組みの発見から、20年くらい経た頃。
著者は、その発見を〝驚き〟と表現する。

本書の副題は、
『脳で感知する痛みのメカニズム』

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こんな飯屋で読み始め。

今年のノーベル生理学・医学賞は二人の米国人に与えられた。
その授与理由は、〝温感と触覚の受容体の発見〟。
カプサイシン(トウガラシの辛味成分)の刺激を、熱さ、さらには痛みとして感じる組織(受容器:レセプター)を発見したというもの。
本著者が、〝驚き〟と表現した発見がこれ。

その〝驚き〟の発見後、
 トウガラシ と 熱さ・痛み
だけでなく、
 ハッカ・ダイコン・ワサビ と 冷たさ
の関係なども明らかになり、痛みや温度の受容器が、
 味覚とか嗜好
 舌が肥える
といったことにも関係していることが分かってくる。

本夕、読了。

ニューロン・シナプス・神経伝達物質など、高校生物範囲の知識は説明なしで使われる。
なので、そういった知識から離れて年月の経った者には、本書を読み進めるのはなかなか困難。
私がそうで、Wikipediaのお世話になること数十回で、やっと最終ページ(^^)

本書に書かれている〝痛み〟は、化学的刺激によるもの。
痛みを起こす機械的刺激に対する受容器は、今でもわかっていないそう。
私が今までに経験した最激痛は、尿路結石。
結石がゴリゴリと尿路をコスって起こす刺激が、脳まで届くそのスタートが分かっていないということになる。

しかし、医学とはすごい。
そんなことが分かっていなくても、未明に病院に入り、その日の昼過ぎまでには快癒(^^)

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コメント

尿路結石の類いは、のたうち回るほどの強い痛みのようですね。
結石のできやすい体質という人がいます。そういう人は、尿路だけではなく関節やら血管やら脳やら、あちこちにできる傾向にあるのを実際に見ています。
習慣的に食べているものが原因の一助だったり、体質だったり。
貴殿も経験したとのことですから、どうぞお気をつけて。
数ヶ月置きにfollowで画像検査する人たちの腎臓には、小さな結石が現れたり消えたりすることがよくあります。たった半日で快癒するとしても、あまり繰り返したくない痛みだろうと思われますゆえ。

投稿: めりー | 2021年11月 9日 (火) 20:03

めりーさん、こんにちは

痛い、痛い、痛い。
熱が出たり、体がだるくなったり、吐き気があったりはないンです。
ただただ痛い。
アブラ汗を流すとか言いますが、ウソですね。
サラサラの汗が出てきます。
痛い、痛い、痛い。

千葉県某所に出張中のホテルで発症。
フロントに救急車を呼んでくれるように頼みましたが、未明。
フロント、騒ぎになるのがイヤだったンでしょうねェ。
「すぐ向かいが病院です」
と。

すぐ向かいと言うか、十字路の斜め向かいが大きな病院。
片側2車線の大きな通りの横断歩道を2回渡って、その斜め向かいの病院へ。
無酸素で、チョモランマ山頂まで靴の長さの半分ずつの歩幅で歩く登山家のように歩く・・・
歩く?
いや、違う。
這うようにして、100メートルか200メートルか。
痛い、痛い、痛い。

当直の若い医師が、
「盲腸かも」
なんて、素人の私でも分かるマヌケな誤診。
じき、専門医が出勤。
腹部触診後、
「尿路結石」
と即、診断。
医師は患者で育てられるとか。
臨床は経験学ですね。
最初に診てくれた若い医師もひとつ経験を積んだわけで。
その若い医師、私が起き上がって歩けるようになるまで付き合ってくれました。
どうもありがとうございました。

投稿: KON-chan | 2021年11月 9日 (火) 22:17

尿路結石!!!😱😱😱
私も一回なった事があります
積丹の余別から船を出した時
三人で乗ってて良かったです
ゲスト二人も船舶免許持ちでしたので
沖で痛みが強くなり操船、着岸をしてもらえました
で、救急車を呼んだのですが来るまで30分
[美国に居たのでこれでも早かったそうです]
余市の病院まで1時間
その間ずっとうなってましたが
余市に着く頃にはうなり疲れて声も弱く
気を失いそうに・・・(^_^;)
でも注射を打って貰うと間もなく元気に
札幌まで運転してもらって帰って翌日に札幌の泌尿器科に行きましたが
「落ち着いてるんでこのまま様子みてもいいですけどねぇどうします?」って
もう二度とあの痛みはイヤなんでレーザー手術してもらいました
もし一人の釣行だったら・・・
陸まで戻れたんだろうか・・・???

投稿: シャコ | 2021年11月10日 (水) 08:05

シャコさん、こんにちは

好釣のご様子、何よりです。

同病相憐れみましょう。
同病とは、釣りバカと尿路結石(^^;

痛みの信号を脳まで届ける伝達経路は分かっているようです。
ただ、機械的刺激を脳にまで届ける信号に変える組織が不明なのだとか。

アナログ→デジタル
空圧→電圧
とかとか、コイルやコンデンサーを使った電気計装的変換器は多数。
タンパク質はスゴいです。
脳に情報を伝えるスタートは、タンパク質による刺激の電流への変換です。

尿路結石の痛みは、熱いとか押しつぶされるとかといった痛みとは違いますね。
とにかく痛い。

しかし、この痛み、
「気を失うかもしれない」
という痛みではあっても、どういうわけか、
「このまま死ぬんじゃなかろうか」
という気を起させる痛みではありませんね。
ただただ痛い。

リウマチ、片頭痛など、長いことその痛みを緩和できなかった症状へも対処ができつつあるようです。

カワイイあの娘に、「フン」と鼻であしらわれた時の我が心の痛み。
この痛みの脳への信号は、タンパク質の信号変換機能で発生したものとは違うはず。
この発見では、ノーベル賞はもらえませんね(^^;

投稿: KON-chan | 2021年11月10日 (水) 11:35

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