『英語の謎』を読む
foot の複数形は feet。
だから、
one foot(ワン フット)
two feet(ツー フィート)
three feet(スリー フィート)
同じ仲間の単語の、
tooth の複数形は teeth
goose の複数形は geese
ところが、
book の複数形は beek ではなく books
booth の複数形は beeth ではなく booths
なのはなぜか。
こんな喫茶店で読み始め。
本書には、book の複数形が beek だったことが書かれている。
ただし、1000年ほども前のこと。
それがなぜ books となったのかに、納得できる説明が続く。
-oo- の発音が オー でなくて ウ なのも本書に説明がある。
14世紀、-oo- の発音は オー で、
foot は フォート
book は ボーク
good は ゴード
だった。
15世紀、
foot は フート
book は ブーク
good は グード
と、 ウー に変化、
16世紀になって、
foot は フット
book は ブック
good は グッド
と、現在の発音の ウ となる。
本夕、読了。
book の複数形が、なぜ beek でないのかと疑問に思うのは健全な頭の使い方だと思うが、話題にならない。
多分、英語教育のごく初期に book books と規則性のある単語を習い、
foot feet
tooth teeth
のような、不規則な単語は、そののちに習うからなのだと思う。
foot feet
tooth teeth
を習ったあとに、
book books
が教科書に出てきたら、book の複数形はなぜ beek でないのかという質問が出るはず。
そして、中学校の英語教師は教壇上で立ち往生するに違いない。
以下の疑問も、健全だと思う。
foot の複数形は feet 。
なのに、両足を使うのに feetball ではなく football なのはなぜか。
-oo- の発音が オー でなくて ウ 。
foot は フット
book は ブック
good は グッド
ならば、 blood が ブルッド ではなく ブラッド なのはなぜか。
本書に説明はない。
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