春山を歩く 7
室蘭岳を時計回りに歩く、長いコースを。
登り:西尾根コース
下り:水元沢コース
水元沢を登りに使っても下りに使っても、稼がなくてはならない高度が200メートル増える。
それゆえなのか、どうなのか。
このコースを使うヒトはごく少ない。
200メートル多く高度を稼がなければならないこととの引き換えは、沢に沿って走る谷風が体をなでる その心地良さ。
駐車場までは、濃いガスでライト点灯走行。
しかし、高度を100メートルばかり上げるとガスの上に出て、日射しを浴びての山歩きとなった。
暑い。
上着を脱いで、メッシュのアンダーシャツ1枚になって歩いた。
今日未明までの降雨で、地面にはヤマザクラ、ミズナラ、ダケカンバの花が張り付く。
500メートル付近。
西尾根600メートルのシラネアオイの群落は、シカに食われて全滅。
しかし、800メートルより上では食害からのがれ、今が満開。
山頂のダケカンバも、やっと芽吹きの兆し。
山頂寒暖計は13℃。
振り返ると、ガスが去り、室蘭港、噴火湾。
水元沢ルートの、重要ランドマーク。
倒木のアーチをくぐり、沢を目指す。
左の急斜面を下りて、滑滝。
首に巻いていた日本手ぬぐいを沢水に浸し、顔と首をぬぐった。
滑滝から数歩。
コエゾサクラソウ。
この山では、この沢筋でしか咲かない花だ。
ここから沢を抜けるあたりまで、花を付けたサクラソウの株の数、200以上。(注)
山歩き時間4時間30分。
17241歩。
全給水量は、
・500CC
山頂で、
・森永 inENERGY 1パック
(注)
室蘭岳を歩くヒトは、この花をコザクラソウと呼ぶ。
どうも、この沢ではコエゾサクラソウとエゾオオサクラソウの2種生えているようだ。
沢の高い所では、コエゾサクラソウ。
低い所では、エゾオオサクラソウ。
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