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2021年3月26日 (金)

『朝鮮史』を読む

日本への外敵の侵攻は、
鎌倉時代の、
・文永の役
・弘安の役
の2回の元寇と
・太平洋戦争後半期の連合国軍反攻
ぐらいかと思えば、さにあらず。

平安時代に幾十回かあった、
・新羅の入寇 (しらぎのにゅうこう)
・刀伊の入寇 (といのにゅうこう)
と称する朝鮮及び満州民族の壱岐・対馬や九州沿岸への海賊行為

室町時代に、これも幾回かあった、
・応永の外寇
を代表とする李氏朝鮮の対馬侵攻

江戸時代末期には
・ロシアの樺太・択捉侵攻
・薩英戦争 薩摩藩‐英国
・下関戦争 長州藩‐英米仏蘭

ざっと、100回くらい。

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こんな飯屋で読み始め。

朝鮮2000年の歴史には、秀吉による、
・文禄の役
・慶長の役
や、
・倭寇の海賊行為
明治の、
・韓国併合
という日本によるもののほかに、それよりはるかに多い、大陸からの侵攻が100回、500回、1000回とある。
過去2000年間、朝鮮を外敵が襲った件数は3000回にも上る。

著者は、パリ大学教授の朝鮮古代史・文化史を専門とする韓国人。

海に囲まれた日本が外敵脅威に強かったのは当然。
が、ユーラシア大陸で漢・隋・唐・宋・元・明・清と変わっていく支配国と直接の地続きの小さな朝鮮半島が、朝鮮半島として今も地図に残る。
肝心かなめの その説明が、〝民族を挙げての闘争〟の一文だけ。

本夕、読了。

大陸(中国)の王朝に朝貢した(させられた)国は多い。
日本・琉球・シャム・ビルマ・朝鮮・ベトナム等々。

それらの中で、紫禁城(王宮)にまで使者が招かれたのは朝鮮とベトナムだけ。
日本からの使者は、紫禁城内に立ち入ることが許されていない。

現在の朝鮮(韓国)の立ち位置が見えてくる。
あちらにソッポを向けば、あちらに叩かれる。
こちらにソッポを向けば、こちらに叩かれる。
あちらも立てねばならず、こちらも立てねばならない。

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