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2021年1月17日 (日)

『裁判官だから書ける イマドキの裁判』を読む

小学1年生の時のこと。
担任が問うた。
「大人になったら、何になりたい?」

その問いに対し、同級生らは、
「お母さんになりたい」
「パイロット」
「野球選手」
と応じたはずだが、何せ6歳か7歳のこと。
覚えていない。

いや、ひとつだけ、今でも忘れない返答が、
「裁判官になりたい」
それを言った子の名前も覚えている。

小学1年生の私。
ハナ垂れ小僧。
下校は家と反対方向へ、ということで親や教師を慌てさせること5度、6度。
〝裁判官〟という単語も〝裁判〟という単語も知らなかった・・・

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こんな飯屋で、読み始め。

著者は、現職裁判官(および、サポーターとしての元裁判官)の任意、かつ匿名参加者グループの「日本裁判官ネットワーク」。
このグループ設立の目的は、〝開かれた司法の推進と司法機能の充実強化に寄与すること〟。

現代的話題、例えば、ゲイのカップルの片方がパートナー以外の男性とデキっちゃったみたいな話。
この場合は、〝不倫〟・〝不貞〟を言う前に、〝同性婚〟が婚姻関係としてどうなのかという問題がある。
しかし、すでに、
夫から妻と関係した女性へ
妻から夫と関係した男性へ
〝不貞〟を理由に賠償請求する訴訟が提起されているらしい。

そもそも、
女同士のイチャイチャ
男同士のチョメチョメ
が〝性交渉〟と言っていいものなのか。
仮に〝性交渉〟だとしても、
妻が女性とイチャイチャ
夫が男性とチョメチョメ
することが〝不貞〟と言えるのか。

最高裁判例はまだないようだ。

本夕、読了。

裁判官の〝心証〟を悪くする、悪くしたというフレーズは、報道で読むし聞く。
裁判官は証拠の評価、事実の認定を自由(合理性に基づいて)に判断する。
自由心証主義。
それが、裁判官の〝心証〟。(と私は解釈したが、その解釈で正しいのかはかなり怪しい)

模型実験に詳しい工学者の書いた本を読んだことがある。
車両の衝突事故を解析。
衝突後の車両の動きを計算、さらに模型実験で確認して、裁判所に提出したことが書かれていた。

しかし、それは裁判官の〝心証〟を動かすことなく、証拠として採用されなかったと。
物理現象と現実の現象を同一視できないみたいな、訳の分からない理由で(^^;


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