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2021年1月 8日 (金)

『歴史から消された 禁断の鉄道史』を読む

国鉄・阪急・南海・東急・西鉄・近鉄・西武・阪神は鉄道会社。
上記を冠したプロ野球チームがある(あった)。
国鉄スワローズ・阪急ブレーブス・南海ホークス・・・
現在も残っているのは西武・阪神だけ。

国鉄の手による『日本国有鉄道百年史』は19巻10000ページ以上。
刊行は'75年。
国鉄からJRへの移行は'87年。
国鉄スワローズがサンケイスワローズになったのは'65年だから、『日本国有鉄道百年史』には球団のことが書かれていそうなものだが、その記載はない。(注)

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こんな喫茶店で読み始め。

'41(昭和16)年度の帝国の国家予算は200億円。
その1/5となる40億円相当の中国元が、日中戦争時、軍によって川崎市内で印刷されている。
ニセ札。
長崎から大陸へは船で渡るが、長崎までは川崎から列車で二泊三日。
ニセ札を印刷していること自体がトップシークレット。
運搬ルートも最寄駅から東京へとわざわざ遠回りして、列車を乗り継いでいる。
川崎市内では、インドルピーのニセ札や米ドルのニセ札も印刷されていたというが、運搬に使った列車は分かっていない。

本夕、読了。

現在の、中国の最高額紙幣は100人民元札。
日本円換算で1600円。
中国で紙幣を使えば、100人民元紙幣どころか最小額紙幣の1人民元であっても、その札はニセ札発見機に通されるか、親指と人差し指で表面をチェックされる。
中国のキャッシュレス化が高度に進んでいるのは、ニセ札で苦労してきた歴史があるからだろう。

(注)
日本国有鉄道法によると、国鉄本体がプロ野球々団の経営に関与できることになっていない。
なので、交通公社(JTB)・日本通運・鉄道弘済会などが出資、球団経営のための別会社を設立している。
『日本国有鉄道百年史』に国鉄スワローズの記載がない理由だと思う。

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