十勝岳を歩く 1
深田久弥の『日本百名山』によれば、北海道
第1位の高峰は旭岳(2291メートル)
第2位の高峰はトムラウシ山(2141メートル)
第3位の高峰は十勝岳(2077メートル)(注)
その、十勝岳へ。
十勝岳温泉に前泊。
以下は、昨日(27日) のこと。
8月になると水を得にくい山とのことで、テント泊装備にプラスした水は5リットル。
ザック重量は19キロ。
トムラウシ山々行時より1キロ重い。
上富良野岳(かみふらのだけ 1898メートル)山頂にて。
十勝岳温泉から十勝岳に登頂しようとすると、上富良野岳と上ホロカメットク山は通過点。
上ホロカメットク山 (かみホロカメットクやま 1920メートル)山頂にて。
画像右奥のピークが十勝岳。
画像すぐ奥は急斜面。
その斜面を下り切ったところが上ホロ野営指定地。
テントを設営し、そこに装備をデポ。
身軽になって十勝岳を目指す。
噴煙が真っすぐに上がる。
無風。
新しい山で、浸食が進行中。
たった今、ガケの崩落する音がする。
十勝岳(2077メートル)山頂にて。
山頂標識の向こう20キロほど先、雲をかぶっている山がトムラウシ山。
先月の28日にピークを踏んだ山だ。
山歩き時間6時間50分。
21623歩。
全給水量は、
・1900CC
上ホロ野営指定地にて、昼食兼夕食として、
・サタケ 梅じゃこご飯 1パック
・函館美鈴 コピルアク 1ドリップ
(注)
国土地理院発行の2万5千分の1地形図上でピークの標高を拾うと、高い順から、
1旭岳 2290メートル★
2北鎮岳 2244メートル★
3白雲岳 2230メートル★
4後旭岳 2216メートル
5熊ケ岳 2210メートル
6比布岳 2197メートル
7安足間岳 2194メートル
8間宮岳 2185メートル★
9荒井岳 2180メートル★
10小泉岳 2158メートル★
11北海岳 2149メートル★
12鋸岳 2142メートル
13トムラウシ山 2141メートル★
(★:私が踏んだ経験のあるピーク)
旭岳が北海道第1位峰なのは確かだが、トムラウシ山は第2位峰ではないし、十勝岳も第3位峰ではない。
深田久弥の言う第1位峰、第2位峰、第3位峰の意味が分かるのは山を歩く者だけだろう。
登山者にとっての山の評価基準は、地図上のピークの値も重要だが、それよりも何よりも、そのピークが山塊・連峰の〝主峰〟か否か。
〝主峰〟と呼ぶにふさわしい山容か否か。
コメント
上ホロカメットクは友達ご夫妻を連れて4人で登った。
頂上は霧か雲で何も見えなかったと記憶している。
友達の奥さんが、崖が怖いと言ってびびっていたなぁ。
十勝岳登山は嫁さんと2人で行きましたが
帰りに、左膝に強烈な痛みが発生、
なんとか降りたものの、車のクラッチを踏むのと
引き上げるのに大変でした。それを機に
登山は、諦めてましたけど、最近はサポータと
普段の裏山登山で、少しは登れるようになりました。
そろそろ、山もぐっと冷え込んできますよね。
今月の二週目にオンネトーのキャンプ場に
安物の、寝袋持参で泊まったら死にそうに寒かったです。
それ以来、ダウンで快適に寝てます。
雌阿寒と阿寒富士に登ったんだけど
昼間は地獄の様に暑くて、大変だった記憶があります。
投稿: ja8oxy | 2020年9月 4日 (金) 16:41
ja8oxyさん、こんにちは
当日 夕方からはガスとなりましたが、風もなく穏やかに経過した一日でした。
咲いているのはミヤマリンドウだけ。
ほかの花は終わっていました。
もう2週間早くに歩く山ですね。
確かに荒々しい山で、風化・浸食が進行中。
尾根は細くて、崖の脇、ギリギリを歩くところもありますから、怖いなと思う人はいるでしょうね。
歩く距離がトムラウシの半分。
だから日帰り可能ですが、テントを設営しました。
当日は冷えませんでしたが、2000m近い高所ですから油断できません。
私のダウンシュラフは-2℃仕様。
限界温度は-19℃となっています。
これ、ウソですね。
テントに霜が付くような夜は、寒くて一睡もできません。
テン泊時は、シュラフカバーとダウンジャケット必携です。
この秋は、もう少し山を歩こうと思っています。
投稿: KON-chan | 2020年9月 4日 (金) 18:18
話は少しだけズレますが、私のはダウン300gで零度までのコンパクトなやっで、アタッシュケースにもはいります。このシュラフなんですが、今までの経験上、服を着て寝ると寒く感じるんですよね。だから、何時も下着1枚です。シュラフカバーを付けると、これも寒く感じ雨降りに、安全ために使うだけです。何故なのかよくわかりません。もっとも霜降りの時にはキャンプしませんけど、息が白くなる頃なら問題無く使ってました。今月は道東へ行く予定なので、どんな物なのか。。。嫁さんのは-5度でダウン550gになってました。500だったかな?ナンガの秀岳荘オリジナルになってました。
私のはUK製でmountain何とか言うメーカーのものです。
この現象は私の感覚だけの話なのかしらと、何時も不思議なんです。
投稿: ja8oxy | 2020年9月 6日 (日) 13:40
私のはモンベルのダウンハガー。
ダウン重量自体はスペック表には書かれていませんが、全重量から推定すると600gくらいかと。
私も下着だけでシュラフに入りますが、9月中旬の白雲岳のテン場では寒い思いをしました。
当日は晴夜で、きつい放射冷却。
明け方の水場は結氷。
お湯を沸かしてナルゲンボトルで湯たんぽを作り、それでシュラフ内を温めました。
ナンガのシュラフをお持ちですか。
ナンガならスペック通りの機能を発揮することと思います。
次は私もナンガです。
投稿: KON-chan | 2020年9月 6日 (日) 16:33
ICI石井スポーツに行ったら、モンベルの高級品が
ありましたが、数が少なく、お手頃なのが無かったので
秀岳荘でナンガにしたわけです。
買った後で気がついたけど、嫁のような小柄なものが
使うには、広げたときにやたら大きく
不要なファスナーも付いていて、2人入れるじゃ!!
と思いました。ダウンの量は同じにして、コンパクトに
してくれた方が良いなと思いましたよ。
白雲岳のテン場の件
氷結していたという事は、完全にマイナスですよね。
それは、寒いと思います。昔、私も寒くて、ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽにしましたけど、安物のシュラフは、焼け石に水でした。
投稿: ja8oxy | 2020年9月 6日 (日) 17:13
モンベルのシュラフは、スーパースパイラルストレッチという縫製をしています。
ダウンが偏らない縫い方をしているのに、伸縮性に富んでいます。
なので、体にフィットしていながらもシュラフ内で、かなり自由に体を動かせます。
私くらいの体格だったら、二人寝も可能だと思います。
モンベルの縫製は中国かベトナムだったと思います。
ナンガは純国産で、シュラフ専業ですから、安心できますね。
MOUNTAIN EQUIPMENT も信頼できるメーカーのよう。
どれほどの効果があるのか分かりませんが、私は雨降りでなくともシュラフカバーを使っています。
投稿: KON-chan | 2020年9月 6日 (日) 17:35