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2020年3月17日 (火)

『カラヤン』を読む

キングなら、キング・カズ、三浦知良。
皇帝なら、ベッケンバウアー。
帝王なら、ミナミの萬田銀次郎にジャック・ニクラス。
そして、カラヤン。

本書は、帝王カラヤンを論じた22編。

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こんな喫茶店で読み始め。

著者は吉田秀和(1913-2012)。

書かれているのは、
カラヤン、その人のこと。
それと、カラヤンの指揮で演奏される楽曲のこと。

私、カプサイシン系の辛味で舌をヤケドする、生ガキにはアタる。
それ以外は、食べ物に好き嫌いがない。
同様に、音楽にも好き嫌いがない。
舌が子供ゆえ。
耳がバカゆえ。
ということで、書かれている音楽のことは私の理解の はるか外(^^;

カラヤンを論じる吉田秀和の音楽の聴き方、吉田秀和が文字で表現する音楽。
それは、理性的。
かと思うと、情緒的。
私のバカ耳に音は聞こえてこないが、吉田秀和の聴こうとする音楽は分かる(ような気がする)。

本夕、読了。

中学1年の1学期終業の日。
「聴いていけよ」
と、クラシック音楽が趣味だというマセた同級生のW君が私に。
誘われるがままに入ったW君宅。
オーディオセット横のラックから、彼が取り出したレコードジャケットは黒。
その黒を背景にした横顔が、
〝ヘルベルト ・フォン・カラヤン〟
そのヒトだと、W君が私にフルネームで教えてくれた。

ベルリン・フィル。

W君の趣味と、私の素養に重なる部分がなかった。
〝その時〟はそうだった。
と、いうことにしよう。
そのLPレコードの片面を聴き終えると同時に、私はW君宅を出た。

その後。
W君から、
「聴いていけよ」
と、誘われることは二度となかった(^^;

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コメント

カラヤン、懐かしいです。
めっちゃ昔(中学くらいのころかな)、カラヤンが好きでよく聴いていました。
ええ、私もバカ耳なので、別の人の演奏と聞き分けられたとは思いません。
ただ、「名が知られている」ので聴いていただけー(笑)
チャイコフスキーが好きだったの。

もう、遠い昔の話しです(笑)

投稿: めりー | 2020年3月18日 (水) 08:19

めりーさん、こんにちは

先の日曜日、我が艇の近くで竿を出していたのは倶楽部員艇のBOSS。
BOSS船長はクラシック一筋のヒトですね。
第九でテノール。
クラシック三昧のウィーン旅行の話を聞いたことがあります。

カラヤンは、生では少人数しか聴けない演奏を、広く、かつコンサートホール以外の場所でも聴いてもらうことを意識した指揮者だったようです。
残した録音(レコード)も多いです。、
カラヤンの写真やコンサートフィルム(動画)も多い。
それらは、どれもデキがいい(カッコいい)のですが、彼には専属のカメラマンがいたようです。
前撮り・後撮りフィルムも使って、指揮と音のつながりが完璧なコンサートフィルムに仕立てているのだと。
そういった姿勢や練習の熱心さも、彼の音楽に対する態度に通じるものがあるとの評があります。
って、以上はどこかに書いてあったこと。
私にはサッパリ(^^;

一方で、カラヤンを評価しないヒトもいるようです。
それは、
 ・かわいさ余って憎さ百倍
 ・愛と憎しみはコインの裏表
 ・やっかみ
みたいなものなのでしょうね。

吉田秀和の評論には、そういった
 ・かわいさ余って憎さ百倍
 ・愛と憎しみはコインの裏表
 ・やっかみ
みたいな、筋の通らない嫌らしいところがありません。

と、分かったようなこと書いているだけの私(^^;
楽典の知識がないと、読み通せません。
楽典の知識、ありません。
で、Wikipediaに教えてもらうこと60回(^^;
ンでも、私にはサッパリ(^^;

〝読み物〟として読みました。
元々、私のようなものを対象として書かれたものではないので、ンなんでもいいかな、っと。

投稿: KON-chan | 2020年3月18日 (水) 18:38

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