« 『まさか!の雑学』を読む | トップページ | 冬山を歩く 10 »

2020年1月12日 (日)

『星三百六十五夜』を読む

今日の日の出は7時03分。
6時40分、出航。
沖のブイをかわし、絵鞆半島に沿って進んで間もなく推進系に不具合(^^;
ということで、本日は読書。

水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星
は、中国語でも、
水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星。

Pluto(プルート:ローマ神話の神:冥界の神)の発見は1930年。
このPlutoを〝冥王星〟と邦訳することを提案したのが、野尻抱影(のじり ほうえい)、本書の著者。
以来、我々は、〝水・金・地・火・木・土・天・海・冥〟と教えられてきた。

中国語でも、Plutoは〝冥王星〟。
なお、中国語の〝冥王星〟が生まれたのは、日本語での〝冥王星〟誕生の2年後だそう 。

365nights
こんな喫茶店で読み始め。

著者の知識は広く、話の展開は、専門の英文学のみならず、日本の古典・方言、唐・宋・明の古詩、ヨーロッパの古詩、ロシア文学まで。
更には、ギリシャ・ローマの古典語にも通じているようで、著者による本邦初訳の詩も紹介される。

初版発行は1955(昭和30)年。
著者の生年が1885(明治18)年(没年が1977(昭和52)年) 。
だから、本書初版は著者70歳の時となる。
敗戦の虚脱感からの救いを星空に求めて書いた随筆集だとある。
1日1ページが365日。

1月1日の標題は、『元旦明星』 。
明けの明星・カストル・ポルックス・木星の見える夜で始まり、
12月31日の標題は、『除夜』 。
すばる・シリウス・三つ星・木星の見える夜で終わる。

上にも書いたように、著者の教養が広く深いので、私ではついていけない。
昨年末から、ページをめくっていたのだが、前へは遅々として進まず。

やっと、本夕、読了。

ちなみに、1月12日の標題は『三ダイショー』。
オリオンの三つ星を
千葉・茨城では、三チョーノホシ・三チョーレン
埼玉・群馬・栃木では、三ジョーサマ
福島・宮城・岩手では、三ダイショー
と呼ぶのだそう。
〝三ダイショー 〟は〝三大星〟、〝三大将〟のことかもという話が展開される。

こんな話も面白い。
が、竿を出している時間のほうが より楽しい。
我が艇、早くドックから出てほしい。

« 『まさか!の雑学』を読む | トップページ | 冬山を歩く 10 »

コメント

あらら、メンテが待たれますね。
マスに行く予定だったのでしょうか?
私も満月期で夜徘徊もできず、珍しく本読みが進んでいます。
KON-chanのスピードには到底及びませんが(笑)難解な本は余計すすみが遅いです。
オサカナが海の下で、KON-chanが来るのを待っている姿が目に浮かぶようですね。

投稿: めりー | 2020年1月13日 (月) 11:29

めりーさん、こんにちは

です。
マス狙い。
追直手前で、不具合(^^;

ということで、しばらく、弱いモノいじめをしないで過ごせそうです。
って、ことにしています。

読みさしの本がまだあります。
メンテ中に、読了までいくかな。
私の読んでいるのは駄本、クズ本ばかり。
めりーさんのお読みなっているものとは質が大きく下。
ですが、長い時間、本と向き合えなくなりましたね。

二重星団、スゴイなァ。

投稿: KON-chan | 2020年1月13日 (月) 17:21

今年のマスはどうなんでしょうか。去年がすごく当たりだったんでしたっけ。

外に出れない時に本を読むのは、ちょうどいい暇つぶしになります。←私の場合。
しかし、本って溜まりますよねえ。
1冊読む間に3冊くらい増えちゃうのは、いい加減やめようかなと思います。
少しずつ、言葉と向き合うのが好きです。

投稿: めりー | 2020年1月14日 (火) 03:33

もう、起きてましたか。

年の初めに、苫小牧の遊漁船で大きいのが数あがったというので、絵鞆の釣り師たちが騒ぎましたが。
その後はパッとした話を聞きません。

サクラマス、難しいです。
魚探では探せません。
100から150mくらいの海域を探すのですが、70mでドッカーンということもありました。
昨シーズンのようなことはどうでしょう。
古参釣り師が、こんな年は初めてだ、と言うような年でした。

私は始業1時間前には席につきます。
その時間と昼食時。
土日はもう少し読書時間が多いかな。

ヒトの書いた文章で自分の時間をつぶすわけなので、少しは考えて本を選ぶべきだと思います。
が、私、もったいない時間の使い方をしています。
選ぶのは駄本、クズ本(^^;

ブックオフに来てもらって、バッサリ処分したことがあります。
もう読まないはずの駄本、クズ本でも処分したときは寂しい気分でしたね。

投稿: KON-chan | 2020年1月14日 (火) 05:58

サクラマスも魚探に映らないんですか??なんで?
イカは「柔いから」と聞きました(笑)
サクラマスのアタリ年の冬は雪が少ないとか。関係ないかしら。

私も7時には職場に到着します、装置の立ち上げがあるので。
昼休みは無いですが撮影がこなければお茶していられる、気楽な商売です。
(前職とは大違い。。)
駄本クズ本とよくおっしゃいますが、ちゃんと知識として吸収するところがあるのはすごいです。無駄ではないと思います。

ブックオフは価値に関係無く、1冊10円。なんか虚しくなって持って行くのを止めちゃいました。ずいぶん前に売った本をまた読みたくなって探してきて、ていうこともあったので。
まだ読まずに積んである本を重ねて買ってくる、前に読んだ本も買ってくるなんてこともありますが。。

投稿: めりー | 2020年1月14日 (火) 08:06

ヤマメの降海魚ですから、川の様子と何か関係があるのかもしれません。
昨シーズンのマスの濃さは、最古参釣師が初めての経験だと言ったほど。
この初めてという状態が2年続くのかどうか。
さて、どうでしょう。

水深幅で100mは映さねばならないこと、サカナの動きが速いこと、魚群の密集度が小さいことから魚探で見つけるのは難しいです。
釣師の多くは、ベイトの映りと水温で出竿海域を決めているのだと思います。

クラゲは映るのに、なぜかイカは高周波が突き抜けてしまい反射しません。
50kHzだと何とか。
ただし、低周波は指向角が広いのであれもこれも拾ってしまい、船が動いていると画面はノイズだらけ。
船を止めて確認するのですが、それでもイカはポツポツとしか映りませんね。
ベタ底にいるのはやや見やすいですが。
イカも、やはりベイト探しから。

ブックオフは汚れ本は当然ですが、ほとんどの雑誌は持って行ってくれません。
換金目的ではなく部屋を片付けるためなので、2回きてもらってます。
廃品回収車で持っていかれるよりは、いいかなっということで。
我が家には、漱石全集が2組、広辞苑が2冊あったりします(^^;
しかし、これらはブックオフに渡せないでいます。

釣師(特に渓流釣師)と登山者には、シットリとした文章を書くヒトがいますね。
釣りも登山もスポーツでも競技でもないし、かなり時間を使う活動なので思ったり感じたりする気持ちの余裕があるからなのでしょう。
まァ、実釣中や登山中は、ロクなことを思ったり感じたりはしていないのでしょうが(^^;

読書は悪徳とは言いませんが、決してほめられた時間の使い方だと私には思えません。
本を1冊読み上げるには、細切れ時間を使えるとはいえ、1回の釣行、1回の山行以上の時間を使います。
その時間、音楽を聴いたり、映画を観たり、包丁を使う練習をしたり、ジョギングをしたりというほうが、ヒトをずっとハッピーにするように思います。
私はホント、時間の無駄遣いをしていますね(^^;

投稿: KON-chan | 2020年1月14日 (火) 17:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『まさか!の雑学』を読む | トップページ | 冬山を歩く 10 »