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2020年1月 8日 (水)

『言い訳』を読む

短い問いに、塙 宣之(はなわ のぶゆき:お笑いコンビ ナイツ の向かって左側。 ボケ担当)が答える。
問いは70あり、例えば、
 ・ウケ量は「数」と「大きさ」、どちらがより重要ですか
 ・究極のボケは「存在」ということですね
 ・「江戸漫才」と呼ばれる日が来るでしょうか

Photo_20191114195601 
こんな飯屋で読み始め。

漫才作家の作る台本で舞台に立つ漫才コンビもいるが、ナイツは自作台本。
ネタを作るのは、全て塙。
彼は、一日中、お笑いのことばかりを考えているという。

頭の回転が速く、その上、深く考えるヒト。
時事に反応するアンテナが敏感、その情報の処理を笑いに結び付ける能力抜群。

副題は、『関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』。
「M-1」とは、「Manzai ナンバー1」くらいの意味で、トーナメント形式で漫才ナンバー1を決める企画。
夏に開幕、年末に決勝戦が行われる。

大阪の吉本興行がM-1の企画に大きく関わっているという事情を除いても、関東芸人は関西芸人に圧倒されている。
なぜなのかを塙が分析していく。
お笑いだけに没頭している塙のひと言ひと言に、打ち込んでいるヒトの頭の使い方が見える。

本夕、読了。

「M-1」に参加するお笑い組数は、4000から5000。
厳しい世界だ。

本書の題名は『言い訳』。
ここでの〝言い訳〟は、〝じゃァ、どうする〟の言い換え。

関西漫才師の多くは、スーツ・ネクタイで寄席舞台に立つ。
なぜか。
などという分析も鋭い。

あるヒトの、東京エリアの今年の正月三が日についての調査。
TVでネタを披露したお笑いは芸人は、のべ203組。
重複を除くと147組だったそう。
その中で、一番出演数の多かったのはナイツだったという。
納得。

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コメント

こんにちは。
釣れなかった時、外した時
頭の中は、言い訳ばっかりが行き交います。
そんなだから大物に嫌われています。
あっ、これもまた、言い訳です(+_+)。

投稿: きーさん | 2020年1月11日 (土) 09:50

きーさん、こんにちは

言い訳なら、何千行でも書けますね。
言い訳ができるということは、何が問題なのかを認識できているということ。
なので、言い訳を言っている内は、まだ救いがあるんじゃないのかなァっと私は思っています。
大いに屁理屈こねて、言い訳を並べましょう。

投稿: KON-chan | 2020年1月11日 (土) 21:11

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