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2019年12月 9日 (月)

『資本論』を読む

『資本論』は3部で構成されている。
マルクスが生前刊行できたのは、3部中の1部まで。
マルクス死後、エンゲルスが遺稿を整理・編集して全巻の刊行を遂げている。
全巻刊行までに、足掛け30年近く。
大変な大著で、岩波文庫の邦訳版だと全9冊。
総ページ数、3700余。

Photo_20191208213201 
こんな飯屋で読み始め。

ンな大著を私に読めるはずがなく、手にしたのは『講談社まんが学術文庫』判。
220ページ。

舞台は、蒸気機関が稼動する産業革命下の英国の農業の町。
時代は19世紀後半。
主要人物は、優秀なパン職人、大地主貴族の娘、貧乏貴族のせがれ。
彼らの三角関係が悲劇に終わる推移を通して、経済学の術語の説明がされる。
 〝交換〟とは
 〝剰余価値〟とは
 〝相対的剰余価値〟とは
 〝会社〟とは

本夕、読了。

社会科学とは、
 分析範囲にきりのない学問
 実験・検証が困難な学問
 再現性による実証が困難な学問
 過去・現在が必ずしも未来につながらない学問
正解のない学問。
どんなに理論立てをしても、賛同もあれば批判もある。
修正もあれば、補足もあれば、削除もある。

アタマのいいヒト達によって、経済政策が立案され遂行される。
結果でしか評価されない世界。

釣りバカの思うところは以下。
結果でしか評価されない世界なのは、釣りも同じ(^^;

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コメント

おはようございます。
マンガで書いてくれると、アタマのあまり宜しくない私にも判りやすそうです。
ただ、正解の無い学問ってどうにも違和感満載。
物事にはいろんな方面からの見方もあり、それが多様性で多角的。
それを一方からしか見えないのは、ちょっと浅はかだと思うのです。
正解が無いのは当然であって、じゃあ何でそれが学問として成り立つのか。
私なんかには、理解不能です。
アタマのいい人たちの、格好の暇つぶしなのかなと思っちゃいます。

釣果でしか評価がされないのは、確かですね。
釣果よりもその過程を楽しむ人たちは、では評価されなくても雑草根性で行けということでしょうか?
釣りだって多角的。
雑草でも、いいもんね。

投稿: めりー | 2019年12月10日 (火) 04:22

めりーさん、こんにちは

こんな記事にコメントをいただき、どうもありがとうございます。
3700ページを超える原著を220ページのマンガにするのですから、マンガの原作者は原著を理解できているのでしょうね。

めりーさんの、おっしゃるその通り。
見方・立ち位置・視線は多様で多角的。
なので、社会科学においては、どんな研究成果・理屈を持ち出してきても、完全に他者を説得すること、納得させることができません。
実験が大変に困難だし、仮に実験できたとしても、では、他の見方・立ち位置・視線ではとなるとキリがありません。
再現性もはなはだ心もとないですし。
だから、歴史〝観〟とか、なんとか〝主義〟とか、かんとか〝学派〟とか〝党〟とか〝団〟という、色んな見方・立ち位置・視線の上に立った理屈の構築が林立するのでしょう。
〝信じ〟させることはできますが。

アタマのいい人たちは、それはそれでアブラ汗をタラタラ流し、ほんの一瞬のヒマもないくらい考えているのだと思います。

私なんかは、〝釣ってりゃ楽しい。 釣れりゃァなお楽しい〟ですから、過程でも釣果でも同量の楽しみを得られています。
バカゆえかも(^^;

> 雑草でも、いいもんね。
アハ、私もです(^o^)
雑草でも、いいもんね。

投稿: KON-chan | 2019年12月10日 (火) 08:12

こんばんは。
難しすぎる・・・( ;∀;)。
物事簡単主義の私には難しすぎる。
本屋さんで手に取る事も無い分野だ。
この下にひらめがいるかも知れないとかの
〝かも知れない〟レベルならば
私的なのだが。難しい。
ただ漫画でとなれば私でもと・・・( ^^) _U~~。

投稿: きーさん | 2019年12月10日 (火) 21:06

きーさん、こんにちは

『資本論』に一生を捧げる研究者がいます。
経済学を専攻する学生は、経済史とか政治経済学とかという授業で、深い浅いは別として『資本論』の講義を受けているのではないかと思います。
原著は、難しいのだと思います。

私も面倒・複雑は嫌い。
選択するのは、簡単・単純。
私も、マンガでなきゃ、『資本論』を手にすることはなかったでしょう。
私の理解は、このマンガの範囲内で終わりです(^^;
このマンガの範囲なら、1ページも難しいところはありませんね。

投稿: KON-chan | 2019年12月10日 (火) 22:13

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