『季語うんちく事典』を読む
〝鞦韆〟と書いて、〝しゅうせん〟と読む。
簡体字だと、〝秋千〟。
〝ブランコ〟のこと。
〝鞦韆〟、〝秋千〟、〝ブランコ〟は、春の季語なんだと。
こんな飯屋で読み始め。
コップの中はリンゴジュース。 リンゴは秋の季語。
紅葉はツタ。 ツタは秋の季語。
ズボンのポケットにはカシワのドングリ。 ドングリは秋の季語。
季語(季題)を一句に一つ詠み込むのが俳句の原則。
リンゴやツタやドングリが、秋の季語なのは腑に落ちる。
しかし、何ゆえ、ブランコが春の季語なのか。
素麺(そうめん)は夏の季語のように思うが、素麺だけでは季語にならないのだと。
〝冷素麺〟・〝素麺流す〟として、夏の季語になる。
氷の入手が難しかった頃は、素麺は入麺・煮麺(にゅうめん)として温めて食べることが多かったと説明されて納得。
本夕、読了。
サカナについて本書から拾うと、
春の季語:さくらだい・にしん・しらうお・ます
夏の季語:かつお・さば・とびうお
秋の季語:さんま
冬の季語:さめ・まぐろ・ぶり・ふぐ
ところで、何ゆえ、ブランコが春の季語なのか。
千年前の宋の蘇軾(そ しょく)の七言絶句
春宵一刻値千金
花有清香月有陰
歌管楼台声細細
鞦韆院落夜沈沈
からきている。
俳句は芸術ではない。
〝第二芸術〟とでも言うべき。
というような論文が、70年ほど前、論争を引き起こしている。
俳句を芸術と考えるヒトもいれば、俳句は第二芸術だと考えるヒトもいる。
サカナ釣りを技術と考えるヒトもいれば、サカナ釣りは運だと考えるヒトもいる。
オイラ、運だと考えるヒト(^^;
コメント
はいはいはーーーーい、私も運だと考えます。
サメ。。サメも冬なんでしょうか?
ついに札幌も初雪になりそうです。今朝、手稲山が白くなっているのを見ながら出勤しました。
投稿: めりー | 2019年11月 7日 (木) 08:25
めりーさん、こんにちは
メンカル、くじら座、渋いなァ。
本書によれば、クジラも冬の季語です。
理由は書いてありませんが、はりはり鍋やコロやサエズリの入ったオデンは、冬の食べ物だからなのかもしれません。
本書には、サメを冬の季語とする理由も書かれていません。
サメを食材とする地方も多いようですが、サメの旬はいつなんでしょう。
ところで、いやいや、ご謙遜を。
貴艇では、運任せの釣りはしていません。
狙って、かつ分かって掛けてます。
根拠ある釣りをおやりになっているものと。
私は根拠のある釣りはやってません(^^;
しかし、貧果で沖上がりするときには、私なりの根拠があります。
「今日の出竿海域には、腹の減ったサカナがいなかった(^^;」
札幌は、雪だったそうですね。
当地も、霜取りをしないと車を出せない日が、すでに2日ありました。
いよいよ雪ですね。
御身、お大事に。
投稿: KON-chan | 2019年11月 7日 (木) 19:32