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2019年10月 2日 (水)

『鳥ってすごい!』を読む

ハイイロミズナギドリ。
噴火湾でも見る小さなトリだ。
繁殖はニュージーランド。
一旦、南東方向に南極付近まで進んだのち太平洋を北上し、日本、カムチャッカ、アラスカ沿岸海上に滞在。
再び太平洋を南下、ニュージーランドに戻る。
1年間の総延長飛行距離は65000キロ。
赤道一周で40000キロ。
あの小さな体で毎年 地球1周半相当以上の距離を移動するというのは、とても信じがたい。
このトリ、ペンギンを除けば鳥類中最も深く潜れる。
68メートルまで潜った記録があるそうだ。

Photo_20191002214201
こんな飯屋で読み始め。

先月の中頃まで、地球岬付近で見られたアマツバメ。
飛行速度は時速100キロを超える。
その速度のまま、深さ せいぜい1メートルの巣穴に入る。
どのように急ブレーキをかけるのか。
まだ分からないのだという。

本夕、読了。

鳥獣保護法がユルユルだった私が子供の頃の話。
隣の家では鳴き合わせのためメジロを何十羽も飼っていた。(注)
我が家でもウソのペアを飼っていた。

鳥カゴの中の2本の止まり木を行ったり来たりのメジロ、ウソ。
さぞや、空を飛びたかったはずだ。


空を飛ぼうなんて 悲しい話を
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 ………………………………
あゝ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね
こんなにも こんなにも 空が恋しい
(この空を飛べたら:中島みゆき)

こんな詞を書いてメロディをつけることができるなんて、このヒトはきっと背中に翼を持っているに違いない。

(注)
鳴き合わせとは、飼いトリの鳴き声を愛でること。
鳴き声の質を競う鳴き合わせ会もある。

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