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2019年10月15日 (火)

『2分間ミステリ』を読む

著者は1924年(2012年没)生まれの米国人のドナルド・J・ソボル。
児童文学作家で推理小説作家。
1959年から始まったソボルの作家活動の第一作が本書。
邦訳は2003年。
私の購入した本年3月の発行本が46刷目だから、年に3回も増刷されていることになる。

Twominute-mysteries_20191016202701
こんな喫茶店で読み始め。

推理小説のショートショート版といったつくり。
1話 2ページが全部で71話。
1話読むのに要する時間が2分間というのが、題名の『2分間ミステリ』の意味。

この短い話の中に謎解きのカギが用意されている。
謎を解くのは読者。

1話が短いからといって、バカにできない。

・地上に立つヒトからは、2階の部屋の床は見えない
・息でふくらませた風船は浮かない
といった、常識で解ける謎もあるが、

・米国のテキサス州には、
 パリ     Paris
 ナポリ    Naples
 アテネ    Athens
 ロンドン   London
 パレスティナ Palestine
 モスクワ   Moscow
 と綴る地名がある
・ラバ(オスのロバとメスのウマの交雑家畜)には生殖能力がない
・オートマチック式拳銃の薬莢は右後方に排出される
・サンフランシスコで7時のとき、ニューヨークでは10時
といった、知識を必要とする謎解きも多い。

本夕、読了

71話中、私に解けた謎は ほんの数話(^^;
ということで、読み捨て本だが、私に関しては良質本。

ところで、上の画像に見えるカップがウェッジウッド社のものであると分かったヒトは、本書71話中の50話以上の謎を解けると思う。
そしてカップに注がれているのがコーヒーではなく、(ミルク)ティであると見抜いたヒトは、本書71話全部の謎を解けるはず。

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コメント

ウェッジウッドかどうかも、ミルクティーも判りません(笑)
私は100均のマグカップにミルクティーもカフェオレも、なみなみ淹れるような神経ですもの。わかるわけがありませんー。
おかげで、このような上品なカップは使い慣れません。残念。

投稿: めりー | 2019年10月16日 (水) 12:51

めりーさん、こんにちは

室蘭市内には、ウェッジウッドでサービスする喫茶店が一店だけあります。
船置き場から ほど近い眺めのいい高台にある あそこ。
壁全面がガラスなので、天気のいい午後に入店すると西日で頭がクラクラします(^^;

本書の読み始めはそこではなく、室蘭市との境界に近い伊達市内の住宅地にある喫茶店。
窓に向かってカウンター席が5つ。
窓からの眺めは極めて悪く、隣の家の壁と屋根が見えるだけ。
その奥から2番目の席で、ページを開きました。

当日の気分がミルクティ。
ストレートティだと口の開いたカップ、ミルクティだと寸胴に近いカップがその店の流儀。
って、判るわけがありませんネ。
失礼しました(^^;

ところで、お茶の飲み方については、私もめりーさんと全く同じ神経です。
やっと、めりーさんとの一致点を見つけることができました。
チト、うれしィっス(^o^)

どういうわけか、私、ウェッジウッド〝風〟ってのは分かります。
札幌駅利用時は、大丸と東急の洋食器売り場は必ず歩きますから。

ンでも、私の家飲みカップは、随分以前にミスドでもらったハローキティがプリントされた子供用(^^;

投稿: KON-chan | 2019年10月16日 (水) 18:45

カップをカットしない画像に入れ替えました。

投稿: KON-chan | 2019年10月16日 (水) 20:31

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