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2019年8月 2日 (金)

『山の常識 釈問百答』を読む

山ガールとして有名な芸能人の筆頭は、市毛良枝。
市毛良枝の山行歴はそれをテーマにして講演会を開けるほど。
文章も大変にウマい。

本書の副題は『教えて! 山の超基本』。
市毛良枝なら、『登山の基本』とか『登山入門』という副題を掲げた本を書けるだろう。
実際、市毛良枝には山をテーマにした著作がある。

釈由美子の山行歴も市毛良枝ほどではないが、なかなかのもの。

実は市毛良枝を知ったのは、私が山を歩くようになってから。
釈由美子に至っては、本書を読んで知った。

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こんな飯屋で読み始め。

釈由美子の質問に対し、雑誌『山と渓谷』の元編集長が答えるという編集スタイル。
本当に、釈由美子が質問し元編集長が答えているのかは怪しい。
釈由美子を看板に持ち出しているだけで、『山と渓谷』社編集部の自作自演本かもしれない。

と、感じる理由は以下。
質問のレベルがそろい過ぎ、質問の範囲が広く、それぞれがユニーク。
早い話が、すべてが作りモノめいている。

ではあっても、私程度のチンタラ登山者にはジャストミートの内容。
・花に当たり年があるのはなぜ?
・山登りに有効なトレーニングは?
等々。

本夕、読了。

話は冒頭に戻り、加えて脇道にそれるが・・・
市毛良枝をマドンナ役にした『男はつらいよ』を観たかったと思う。

マドンナが彼女なら、私にでも話を作れそうな気がする。
マドンナと寅さんが、重いザックを担いで長い稜線を歩くシーンと、雪渓の下に広がる群生のチングルマかハクサンイチゲのお花畑の前で脚を止めてモノ思う寅さんを遠くからとらえたシーンは絶対に必要(^o^)

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