夏山を歩く 1
丸5年。
歩いた距離は、2021.6キロ。
累積標高は、124567メートル。
革とゴアを縫製した登山靴での私の山行歴。
こんなシチュエーションが考えられる。
悪天候。
登頂はできない、引き返そう。
そこに山はある。
次の機会がある。
山は逃げない。
と。
いや、山は逃げる。
脚力もバランス感覚も右肩下がり。
その下がり方も急勾配なのが今の私。
去年登った山。
今年は去年の1.2倍の時間を要する。
来年は去年の1.5倍の時間をかけても登れないだろう。
山は逃げる。
登山靴は、アッパーカットのイタリア製。
2021.6キロ歩き、124567メートル登った。
私の足によくなじみ、ビブラムの靴底はまだグリップ力を失っていない。
しかし、ゴアに随分と傷がつき、水の浸入を防止する機能を完全に失った。
で、登山靴を新調。
新調した靴で、テントとシュラフを背負って山を歩くつもり。
ヤマセ(東風)が強く、我が小船では沖に出られない。
新調した靴でテントとシュラフを背負って山を歩くその前に、履き慣らしってことで、実登時と同じ負荷で近場を山歩き。
65リットルのザックに、テント泊装備を詰め込み14キロ超。
私の実績最重負荷の80%。
脚力とバランス感覚の衰えは、歩速を抑えることで埋め合わせ。
ゆっくり脚を使えば、いいだけのこと。
ファッションは完璧(^^)
サポートタイツにランニングパンツで入山。
登り:水元沢コース
下り:西尾根コース
入山時は小雨。
登山靴にとっては、相手に不足ない環境。
水元沢コースは、鷲別川の源流を何度か渡渉する。
あえて、靴を濡らして渡渉し防水性能をチェック。
沢沿いに歩き、滑滝にて。
このあたりで雨が上がり、雨具を脱いでザックに収めた。
滝の水はとても冷たい。
豆絞りの日本手拭いをこの滝の水にひたし、首に巻く。
800メートルから上は雲の中。
雲中の室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は14℃。
西尾根825メートルピークにて、振り返り見る。
中央上には室蘭岳山頂が見えるはずだが、雲の中。
右から左へ、猛風。
ここまで下りて、やっと風から逃れた。
ペトトル川の源流をひとまたぎ。
このあと、等高線で3本登りヒュッテ。
山歩き時間4時間30分。
20496歩。
全給水量は、
・400CC
室蘭岳山頂にて、
・グレープストーン 東京ばな奈「見ぃつけたっ」 1個
・六花亭 夏衣 1個
さて、新調した登山靴。
前の靴より両足で500グラム重い重装備仕様。
この靴は、私をどんな山の頂に立たせてくれるのだろう(^^)
コメント
私は昨日午後体調復帰。
貴殿は山の頂で雄叫び。
投稿: 夫婦釣り | 2019年8月15日 (木) 06:27
夫婦釣りさん、こんにちは
正常体調に戻りましたか。
それは良かった、また遊びましょ。
歯痛と乗り物酔いは、同情されない症状ですね。
歯痛と乗り物酔いは多くの人が苦しい経験をしていながら、
歯痛は歯医者に行けば必ず治り
乗り物酔いは動かない大地に立てば必ず治る
ことも知っているからでしょう。
週末は大雪の山を歩くことを考えていましたが、この天気では動けません。
天気による遊びの御破算も同情されませんね。
それよりも「いい気味だ」と思われるのがオチ(^^;
雲の中の山の頂でも、地面にアリが歩いているのを見ます。
2000mの上でも、山の花を見ます。
命の強さ・不思議さ。
海の生き物が、私の竿になぜ掛からないかも不思議です(^^;
投稿: KON-chan | 2019年8月15日 (木) 07:51