くじゅう・坊ガツル を歩く
九州の最高峰は屋久島の宮之浦岳。
1936メートル。
九州本島に限れば、最高峰は九重(くじゅう)連山の中岳(なかだけ)1791メートル。
ただし、登山者は、同じく九重連山にある久住山(くじゅうさん)1787メートルを主峰とする。(注1)
〝くじゅう〟の地名は、〝九重〟と〝久住〟の二つの漢字表記が混在する。
・〝坊がつる讃歌〟の歌詞は、〝夢に九重の雪を蹴る〟
・2万5千分の1地形図は〝久住〟
・帝国書院版中学国定教科書の地図帳の表記は、〝くじゅう連山〟と〝久住高原〟
・'86年の〝阿蘇国立公園〟からの改称は、〝阿蘇くじゅう国立公園〟
・〝九重〟と書いて〝ここのえ〟と読ませる町が久住山の西にあって複雑。
私が、九州大分県竹田市に入ったのは、4月28日 夕刻。(注2)
4月28日、雨。
4月29日、雨。
4月30日、雨が上がりそうなので、久住山へ。
〝くじゅう〟はミヤマキリシマ(深山霧島:ツツジ)で有名だが、開花は1ヶ月ほど先。
開花時期に合わせているのだろう、〝くじゅう〟の山開きは毎年6月の第一日曜日。
今は登山者が少ない。
いや、登山者が少ないのは、ミヤマキリシマが開花していないからではない。
入山口に向かっているときから濃いガス。
やがて、ポツポツ。
登山者が少ないわけだ。
久住山々頂(1787メートル)にて。
ここに立った時は、ザーザー(^^;
風が大したことないのが救い。
山頂から30分ほど下ったところの避難小屋。
(GPSログの▲の位置)
ここで雨宿り停滞。
2時間ばかりの停滞の後、雨粒が小さくなった。
ちょっと登り返して、法華院(ほっけいん)温泉へ。
歩いているうちに、雨が霧へと。
そして上がった。
正面、周囲を山で囲まれた平らな一帯が坊ガツル。
左、画像の外に、法華院温泉山荘。
坊ガツルにて。(GPSログの▲の位置)
日没前に、テントの設営が完了。
完了間近から、再び雨。
その雨は、明け方まで。
日が変わって5月1日。
日の出時刻に合わせるように、雨が上がった。
高いところは水はけのいい火山砂・礫。
しかし、高度を落としていくと植物による黒土化が進み泥ンコ。
クサボケの花が見え出した。
今日。
日豊本線特急ソニック4号の車窓から。
パンタグラフの影。
反対側の車窓に太陽。
4月28日以来、初めての陽射しだ(^o^)
4月30日。
山歩き時間6時間20分。
25272歩。
5月1日。
山歩き時間2時間30分。
16396歩。
(注1)
深田久弥は『日本百名山』の中で、〝久住山〟を「何といっても品のある山」と評価し、九重連山中の主峰としている。
また、久住山の標高を一七七八米と記し、中岳をこれより低い山としている。
かつては久住山のほうが中岳を上回る高さだったのだが、多くの登山者に踏まれたことで標高が逆転した。
本当なのか作り話なのか、てなことを書いている資料がある。
(注2)
竹田市、読みは〝タケタ〟市、大分県。
〝竹田の子守唄〟は〝タケダ〟、京都府。
コメント
お帰りなさい。
お疲れ様でした。雨に祟られ大変でしたね~。お目当ての陸釣りは如何でしょうか?
こっそり教えて下さい😁
投稿: 夫婦釣り | 2019年5月 2日 (木) 22:59
夫婦釣りさん、こんにちは
郵便・新聞・ピザハット配達圏外、携帯電波圏外。
ンなところで雨に叩かれていると、ヒトは何も考えません。
フツフツと浮かんでくるものだけ。
その、フツフツと浮かんでくるものは多分、純粋な自分だと思います。
郵便・新聞・ピザハット配達圏外、携帯電波圏外域で、私にフツフツと浮かんで来たものは何か。
やはり、ヒト。
自分は、やはりヒトなんだなァ、っと。
で、マレーシアの女の子と(^o^)
リリース(^o^)
投稿: KON-chan | 2019年5月 3日 (金) 06:10