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2019年5月28日 (火)

『ラヴレターズ』を読む

ラヴレターとあるが、恋文とはチト違う。

レターの書き手は26人。

Love-letter

こんな喫茶店で読み始め。

26人は、作家・画家・落語家・男優・女優・ピアニスト・映画監督・演出家・翻訳家・歌人。
創作者・演技者たちが不特定多数に読んでもらう前提で書いたものだから、当たり前のラヴレターのはずがないと期待できる。
が、それほど当たり前から外れていない。

宛先は、(過去の)恋人、死んだ飼い猫、ミッシェル・ポルナレフ、クリストファー・マーニー(バレエダンサー)・叔父・父など。
中にはヒトではなく、コンビニエンスストア・寄席小屋・飛行機・日本国宛てに。
死んだ猫から飼い主である自分自身へ宛てたレターもある。
遺書もある。

26人の生まれ年は、'30年から'94年。
年長者のレターは まどろっこしい。

若いヒトの書くレターは、すがすがしい。
まっすぐ。

本夕、読了。

現代人は文字を書かなくなった。
読めるけれども書けない文字が増えた。
文字は〝書く〟のではなく、〝打つ〟時代。
〝書けない〟が、しかし〝打てる〟。

〝書く〟から〝打つ〟に変わったことで、自分自身からアウトプットする文字数は何倍にも増えたと思う。

ところで、打たれたラヴレターというのはどんなもんだろう。
やはり、書かれたラヴレターでなければ・・・(^o^)

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