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2019年4月 4日 (木)

『女性自衛官物語』を読む

職務において、危険がせまってきた時、指揮官の部下に発する命令が、
「危なァーい。 頭を下げて さがれッ!」
なのは警察。

Wac

こんな飯屋で読み始め。

女性自衛官のことを、
陸上は、WACWomen's Army Corps)と書いてワックと発音する。
同様に、
海上は、WAVEWomen Accepted for Volunteer Emergency Service)と書いてウェイブ。
航空は、WAFWomen of the Air Forces)と書いてワッフ。

副題が、『陸上自衛隊に入隊した18歳の奮闘記』。

身長151センチ、靴のサイズ21.5センチの少女が同期入隊120人と朝霞(あさか)駐屯地で3ヶ月間の前期訓練、その後、職種に従い各駐屯地に分かれての後期訓練を修了するまでの話。
著者の職種は会計課。
小平(こだいら)駐屯地に配属され、3ヶ月間の後期訓練に臨みWACとなる。

本夕、読了。

新入教育後は、いわゆるOJTn-the-ob-raining)によってヒトを育てる多くの企業と違い、自衛隊はOJTに頼らない。
全て、隊内学校での教育。

自衛隊法 第五十七条は、上官の命令に服従する義務。

属人的教育のOJT では、命令を忠実・統一的に履行する隊員を育成するのは難しいと思う。
上官の命令に服従できる隊員を作るには、集合教育しかないのだろう。

自衛隊の行進の第一歩は左足から。
休憩も命令による。
「休めッ!」

ホントかウソか。
危険がせまってきた時、指揮官の部下に対する命令が、
「危なァーい。 頭を下げて駆け足で前へ!」
なのは自衛隊なんだと。

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