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2019年2月11日 (月)

『マタギ』を読む

『漫画アクション』は第1・第3火曜日の月2回の刊行だが、創刊の'67年から'03年までは週刊だった。
この週刊時代の『漫画アクション』に、'73年10月から'75年3月まで連載されていたのが『マタギ』。
作者は矢口高雄。

30年ほど前に愛蔵版が出版されているが、重版の発行はなく すでに絶版。
今となっては 『マタギ』を読むのは難しい。
ところが、一昨年、山と渓谷社から文庫版で発行された。

Matagi_2こんな喫茶店で読み始め。

マタギたちが、単発のシロビレ(鉄砲)を背負いイタズ(ツキノワグマ)を追う。

猟場は、秋田県、奥羽山脈。
猟期は、山に雪が降る頃。
イタズがそろそろ穴にこもる頃。
あるいは冬を越して、山にベコノシタ(ミズバショウ)が芽吹く頃。
イタズが穴から出てくる頃。

マンガ。
マンガだから 許される表現がある。
その許される表現をマンガというのだ、と言えば、それまで。

マンガだから できる表現がある。

本夕、読了。

札幌の紀伊國屋やジュンク堂には山と渓谷社からの出版本をまとめた書架があるのだが、本書に限って いつも欠品。
Amazonからの入手かなァと思っていたが、室蘭市内のTSUTAYAにあった。

都会の本屋に『マタギ』がない。
本屋のマンガ本の書架の前に、子供たちがいない。
沖には若い釣師がいない。

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