『【右】の不思議? 【左】のナゾ!』を読む
'16年12月、拙ブログに 『時計の針はなぜ右回りか』を読む という記事を掲載した。
そこに書いたのは、〝右回り〟と〝左回り〟のこと。
で、ワケが分からなくなり、
〝右・左には、恐ろしく深い世界がある。〟
として話を終わりにした。
その〝恐ろしく深い世界〟である右・左を再び。
こんな喫茶店で、読み始め。
古来より、日本では、右が下位・左が上位。(注)
この場合、自分から見て、右、左を言う。
向かって右が、向かって左より上位。
例えば、左大臣(向かって右)は右大臣より上位。
ひな人形も同じ。
ひな段に向かって、右に男雛(おびな)、左に女雛(めびな)と並べる。
ところが、現在、ひな人形は向かって左に男雛、右に女雛を並べるのが普通。
男雛から見て上位側の左に女雛。
結婚披露宴もそう、向かって左が新郎、右が新婦。
新郎から見て上位側の左に新婦。
天皇と腕を組む皇后の立ち位置も同じ。
彼女の立ち位置、向かって天皇の右。
天皇から見て上位側の左に皇后。
皇后は、右手を天皇の左手に組む。
こうなったのは、大正天皇の即位礼を洋装で行ったからのようだ。
即位礼の時、向かって左に天皇、右に皇后と立っている写真が公開されている。
それは、ヨーロッパの習慣にならったからだという。
中世ヨーロッパの騎士(ナイト)は左手で女性を守り、右手に剣を持って戦った、よって向かって右が女性、向かって左が男性。
現内閣は第4次安倍内閣。
その閣議前応接室での席順。
首相の左隣(向かって右)が、首相の次席、第二位者の席位置、左大臣格。
ここに座るのは、麻生副総理兼財務大臣。
右隣(向かって左)は第三位の席位置。
ここに座るのは、右大臣格の茂木経済再生大臣兼人づくり革命担当大臣。
皇室より古い格式を、内閣に見ることができる。
本夕、読了。
ギター。
構えた時、下から上へと第1弦、2弦、・・・、6弦。
この順で、弦が太くなる。
ヴァイオリン、三味線もギターと同じ張り方。
ジミ・ヘンドリックス。
構え方が大多数のギタリストと逆、ネックが右。
カッコいい。
構え方は違うが、弦の張り方は下から上へ第1弦、2弦、・・・、6弦と普通のギタリストと同じ。
ポール・マッカートニーも、ジミ・ヘンドリックスと同じ構え方、同じ弦の張り方。
やはり、カッコいい。
甲斐よしひろ。
ジミ・ヘンドリックスと同じギターの構え方。
このヒトのギターの弦、下から上へと第6弦、5弦、・・・、1弦。
上にいくに従い弦が細くなる。
構え方が左右逆、それに加え、弦の上下も逆。
右・左には、恐ろしく深い世界がある。
だけではなく、
上・下にも、恐ろしく深い世界がある。
(注)
〝左遷〟は、右上位・左下位。
出所は中国。
中国では、時代により(皇帝により)、右が上位になったり左が上位になったりしたようだ。
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