« 雪山を歩く 2 | トップページ | 雪山を歩く 3 »

2018年4月11日 (水)

『自然科学の視点から考える 日本民俗学』を読む

〝自然科学の視点から考える〟とうたっているのは、著者が応用力学の専門家ゆえ。
九大名誉教授。
現在は、構造解析(数値実験・シミュレーション)会社を起業、経営。

 

Folkloreこんな喫茶店で読み始め。

私が言うのも僭越至極だが、題名とは裏腹、論理の展開は少しも自然科学的ではない。

〝民俗学〟とは何ぞや。
私はそれを知らない。
が、本書に書かれているのは〝民俗学〟を知らない私でも〝民俗学〟ではないことが分かる。
『下町の教育学』とか『路地裏の経済学』といった気分で、編集者が題名を付けたのだろう。

今の日本の世相のあれこれや、所属学会のこと、人文学も含めた学界のこと、自分の仕事(研究)のこと、食べモノがウマイとかマズイとか、家族のこと、老いのこと等々。
言いたいことを言い、書きたいことを書いているだけ

言いたいことを言わず、書きたいことを書かないというのは、それはそれでシンドイこと。
だから、〝だけ〟でいいのだと思う。
そして、それを赤面もせずに公にできるのは、著者が専門分野で名を成したヒトだから。

著者の専門分野について書いてあることは別として、再び僭越至極だが、本書で書かれていること程度のことは何もアンタが言わなくても・・・ゴニョゴニョ(^^;

自分のことを、超多忙人間・超仕事人間だと書いている。
自分で自分のことを多忙人間だとか仕事人間だとかと言うってのは、ナンだかなァ。
そもそもにおいて、本書程度のことを書く時間のあるヒトが、超多忙人間・超仕事人間であるはずがない(^^;

本夕、読了。

上で、〝アンタ言わなくても・・・〟と書かずに、〝アンタが言わなくても・・・〟と書いた。

またまた僭越至極。
円熟、老成の域に達したヒトには、いくら無恥・無礼な私でも〝アンタに言われなくても・・・〟とは言わない、言えない。
円熟、老成の域に達しているそんなアナタには、〝本書程度のことは言わないでも〟という気分が、〝アンタが言わなくても・・・〟という失礼なフレーズに(^^;

グダラグダラ言うヒトがいる。
もっとも、言われなくては分からないし、言われなくては分からないヒトは言われても分からない。
オイラのことだ(^^;

グダラグダラ言い、グダラグダラ言われるから右耳から左耳に通り抜け(^^;

« 雪山を歩く 2 | トップページ | 雪山を歩く 3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『自然科学の視点から考える 日本民俗学』を読む:

« 雪山を歩く 2 | トップページ | 雪山を歩く 3 »