『世界を変えた暦の歴史』を読む
ヒトが暦を必要とし、それを作り上げてきた話。
こんな喫茶店で読み始め。
「作戦開始はヒトハチマルマル(1800)。 時計を合わせよう」
なんていう、局所・局時的な暦の同期作業は、ヒゲゼンマイとテンプの機械式腕時計の時代を舞台とする戦争・アクション映画でよく見るシーン。
今どき、年月日時分の狂ったパソコンを使っているヒトは滅多にいないが、今どきでなかった頃、同期の取れていないコンピュータは珍しくなかった。
だから、システムの暦(時刻)を合わせる作業はフィクションの世界でなくてもあった(現在でもある)。
UNIXをOSに採用しているシステムは多いが、その暦を知ると、ヒトの考える時間の短さに情けなさを感じたりはしまいか。
GPS衛星から得る暦は高精度。
一方で、高度に発達した文明世界の話の銀河標準暦(スターウォーズ)、宇宙暦(スタートレック)のいい加減さ。
多分、監督でさえ、1日の定義を言えないのではなかろうか。
紀元前6世紀の古代ギリシャでは、すでに日食を予測できていたという。
はるかに時代が下った邪馬台国(2~3世紀)では、暦も時刻も、どころか、四季の観念もなかったことが魏志倭人伝に記されていることが本書で紹介される。
日本では5世紀中頃になって大陸の暦を知る機会を得る。
その暦の作成のための天文測定手順や暦の運用方法を記したマニュアルは数冊に及ぶものだったらしい。
暦を作るのは、大変に難しい。
今現在を生きる我々が、過去200年分の天体観測データと自由に使える10000日間を与えられたとして、5世紀の知恵に届くどころか、紀元前6世紀の古代ギリシャ人の知恵にも、いったいどれほどのヒトが肩を並べられようか。
本夕、読了。
私は釣師のつもり。
だから、釣行日の月齢(潮)はチェックする。
が、〝つもり〟が後ろに付く自称釣師だから、月齢を釣果に結び付けられたことは一度もない(^^;
胆振海区におけるサクラマス船釣り釣獲規制は、12月15日から明日3月15日まで。
今度、KON-chan号がサクラマス海域に浮かぶ日は規制解除後ということになる。
釣師のつもり。
今日が何月で何曜日なのかは知っているけれど、今日が何日なのかを即答できないことしばしば(^^;
ナギなら、大みそかでも元旦でも沖に出ていくオイラ(^^;
だから、春分とか夏至とか3月15日とかは全然 関係ない。
釣師に暦は不必要・・・
ナギの休日、でもってサカナの掛かる日、それが我が好日(^o^)
コメント
先日の短期入院の時、暇だったので8Fの食堂にある
本棚から「オーロラの・・・」と言う小説を読み始めた。
名前と、表紙の絵に見せられて読み始めたのだけど
犬ぞりのイヌイット2人がオオカミに襲われるシーンから
始まり、途中まで読んで、先が見えたというか、想像が
付いてしまい、断念しました。
相変わらず、根性なしでした。
投稿: oxy | 2018年3月17日 (土) 10:47
読み始めたのは、暇と言うのも有ったんだけど
konちゃんの真似も大いにあります。
次回の入院は4/3の予定でたっぷり2ケ月
はあるので、今度は吟味して読みたいと思います。
投稿: oxy | 2018年3月17日 (土) 10:50
oxyさん、こんにちは
私も、途中まで読み進んだところで読書欲を失い、放ったままにしている本が随分あります。
根気が続かなくなりました。
厚い本は、もうダメです。
翻訳ものもつらいですね。
まァ、読書は義務でも仕事でもないので、面白く読める本を読むべきです。
2ヶ月ですか。
長いなァ。
じっくり吟味した本を病室に持ち込んで下さい。
投稿: KON-chan | 2018年3月17日 (土) 16:31
とりあえず、EOSのマニュアルを持って行かないとなりません。それと、ギリシャの観光ガイドブック
ナショナルジオグラフィックは必須ですけどね。
投稿: oxy | 2018年3月17日 (土) 20:09
ナイスな選択です。
ギリシャかァ、いいなァ。
古代ギリシャの多数あったポリス国家が それぞれ独自の暦を持っていて、オリンピックの開催日の表現に苦心したようです。
ギリシャ文字ってのがいいですね。
投稿: KON-chan | 2018年3月17日 (土) 23:32
エーゲ海って響きがいいですよね。
来年の5月を目標に、どうですか?参加しません?
この際、会社から足を洗って、スッキリと。
投稿: oxy | 2018年3月18日 (日) 09:55
そろそろ足の洗い時なんですけどね。
たった今、山の中。
水元沢の沢筋を抜けた所で休憩中です。
低山と言えどもやはり山は山ですね。
今日は脚が思うように動いてくれません。
まだ息が整いません(^^;
投稿: KON-chan | 2018年3月18日 (日) 10:36